一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1356   人生の今どのあたり烏瓜   洋子

2014年10月27日 | 

 烏瓜(からすうり)の名前の由来は、唐朱瓜(からしゅうり)から来ているという。「唐朱」とは、唐から渡来した書道の朱墨のことで、唐朱が烏瓜の実の色に似ているので名付けられ、唐朱瓜(からしゅうり)→からすうり→烏瓜となったそうである。つまり、真っ黒のカラスとは無関係。

 さて、烏瓜を見て考える。私は今人生のどのあたりを歩いているのだろうか。平均寿命まで生きれば、あと何年。百歳まで生きれば、あと何年。世界一の長寿になれば、あと何年。いづれにしても秋は、人生の豊かな実りの時期であり、その先には「冬」が待っている。

アザミ(薊)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする