一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1335   秋葉遊石俳句集 4

2014年10月03日 | 秋葉遊石俳句集

芭蕉忌やチンドン屋との鉢合わせ

 

白日傘一瞥もせず通りけり

 

咳込みし女の嘘を知っている

 

真っ直ぐに立ってカンナの日暮かな

 

アッパッパー娘似合って母となる

 

青丹よし奈良や生駒の木下闇

 

通りゃんせ俺とお前の隙間風

 

煮凝りの揺すれて遠き月日かな

 

その蜘蛛は只揺れながら孤独だった

 

月おぼろ娘の嫁ぐ町を過ぐ

コメント
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