一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1303   山雀は餌を隠して餌台へ   理和

2014年08月26日 | 

(やまがらは えさをかくして えさだいへ) 

 ある動物には、食糧を貯えておく習性がある。リスはドングリやクルミを地面に埋めておくらしいが、埋めたことを忘れるので、それが種の発芽につながるという。ミツバチやアリもそうだが、山雀も餌台のヒマワリの種をせっせとどこかに貯蔵しているらしい。

 人間も、塩漬けなどして食物を貯蔵する様々な技術を開発した。私は、人間の保存本能の変形である収集癖には、いつも考えさせられる。それは、食べられない切手だったり、本だったり、おもちゃだったりするが、それはヤマガラやリスの保存本能と本質的に同じではないか、と思うからである。

セージ

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