一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1050  同郷の薬売り来て衣被  となみ

2013年10月07日 | 

 子供の頃盛んだった富山の薬売りは、半年に1回くらい来て、減った分だけ料金を回収するシステムだった。、今でもやっているだろうか。

 最近は、私たちの町でも大きなスーパーのようなドラッグストアーが増えている。しかし、何と言っても3割負担で済む健康保険の薬があるから、富山の薬売りも大変ではないか、と想像する。いづれにしても私は、もう30年以上薬売りを知らない。

 さて、この句の作者は、「砺波」出身で俳号が「となみ」。茶色の皮をつるりと剥けば、真っ白な芋が出てくる衣被のように、同郷の薬売りが来ればお国訛りで話が弾むことだろう。

キダチチョウセンアサガオ

コメント
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