一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1065  逢わざれば良かりし秋を惜しみけり

2013年10月25日 | 

  大分昔のことだが、一度会っただけの女子大生から手紙を貰ったことがある。当時彼女は、オーストラリアの大学に通っていた。手紙の要点は、「真理とは何ですか」であった。そこで、分からないと書けばいいものを、以下のような内容の手紙を書いた。

 「真理とは事実である。宇宙が存在して以来起こった歴史全てである。人々は、その中から、ある法則や共通項を探し出し、真理と呼ぶかもしれない。例えば、「万有引力の法則」は、真理であるかもしれないが真理のほんの一部に過ぎない。真理は宇宙と同様無限であり、私たちが知っている真理などないに等しい。つまり、私たちは真理を全く知らない、と言っても良いのではないかと思う。」

 その後、たぶん20年以上経つが未だに返事はない。彼女は現在どうしているのだろうか。真理同様、私には判らない。しかしこれは、真理の一部ではある。

コメント
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