一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1060  茸飯炊きても独りもう炊かぬ   喜久

2013年10月19日 | 

(きのこめし たきてもひとり もうたかぬ)

 熱海には、老人専用マンションがいくつもある。入居条件が55才以上だから、入居していた両親が亡くなると子供たちが相続することになる。ところが子供たちにとっては、入居するには若すぎて、管理費だけは払わねばならない、という問題が起こる。

 年間100万円近い管理費を削るために売却したいのだが、そんなに思うようには売れない。従ってダンピング、いわゆる投げ売りすることになる。極端な話、タダでも良いから引き取って欲しい、ということが起こるのだ。

 ところで、茸は秋の季語だが、今では椎茸・湿地(シメジ)・舞茸(マイタケ)・滑子(ナメコ)・榎茸(エノキダケ)・エリンギなどが豊富に1年中スーパーに出回っていて季節感が薄い。

 さてこの句の作者、折角の茸飯をもう炊かないと言っているが、勿体なくはありませんか。一人でも炊いたらいいじゃありませんか。

 一度に沢山炊いて、小分けして急速冷凍し、必要な時に電子レンジで温めて食べれば、炊きたてとほとんど変わらず美味しくいただけますよ。

ツワブキ(石蕗、艶蕗 ) キク科ツワブキ属の多年草

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