一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

947  全身に古刹の霊気山法師  松子

2013年06月11日 | 

①  古くは、霊気(りょうげ)と言い、生霊や死霊の類。もののけ、つきもの、を言う。どちらかと言うと悪い霊に近い。

②  霊気(れいき)は、神秘的な気配、雰囲気をいう。好ましい霊である。

この句の場合は、由緒のある古い寺、古刹(こさつ)なのであるから、勿論②であろう。作者の鋭敏な感性が、古刹の清浄で神聖な気配を感じ取ったのだ。

アジサイ

コメント (2)
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