一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

698  火葬場に煙突見えず街残暑   多可

2012年09月08日 | 

 都会の、まして最近の街中の火葬場には、たぶん煙突はないだろう。防臭、無煙装置が完備していて、二酸化炭素以外は99,99%吸着されて排出されるだろう。いや二酸化炭素さえ出さないかもしれない。

 火葬場の建物は、高級ホテル並みの大理石などを使った室内装飾で、焼却炉の扉が閉まっていれば、ホテルのロビーと間違えるかもしれない。

 いづれにしても、戦後の高度経済成長と近代科学の進歩によってもたらされた、浅墓な産物だ。

サルスベリ(百日紅=ヒャクジツコウ)は、ミソハギ科の落葉中 高木

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