杭ナビショベルを使ったマシンガイダンスによる「勝手にICT林道工」も三度目ともなれば
かつては想像もつかなかった丁張りが見当たらない切土作業も
ごくごく当たり前の景色となって現場になじんでます。
バックホウを操るオペレーターも手慣れたもんで
一度目より二度目
二度目より三度目と
その段取りが進化してます。
たとえば従来は
山切りがすっかり完了しないと始めることができなかった側溝の床掘り作業も
今回は最下部の切土と同時に粗掘削を行うように。
切土と床掘りの3次元データがあらかじめ機械にインプットされてるので
完璧に順序立ててやらなくてもよいわけですよね。
考えてみればコレ、
ごくあたりまえの道理なんですが、
従来の方法に固執してアタマがガチガチになってると
そこに気づくことができないんですよね。
だから何よりよいなぁと感じるのは
これが
コチラがああせよこうせと指示したり
ああしてこうしてとお願いしたりするんじゃなく
重機を操るオペレーターが自分でそれを判断して仕事しているってところ。
ちいさなハッケンかもしれないんですが
そういうことの積み重ねが仕事のカイゼンにつながっていきます。
あと
その上で大事なのは
その「ハッケン」と「会得」を社内に展開していくこと。
それができれば
個のカイゼンが
組織全体のカイゼンにつながります。
って
そんなことは
デキる人やデキる組織にとっては当たり前のことなんでしょうが
ウチのような凡人の集まりではこれがなかなか簡単じゃない。
(あ、当然わたしもその中に含まれてますからね。凡人です)
な~んてことを思いながら
毎朝の現場報告を聴いてると・・・
作業は床掘りの仕上げへと移り・・・
お
ここではミニバックホウに搭載した杭ナビショベルを使ってます。
ちなみにこの作業
ちまたには
ミニに特有のアームのスイング機能を用いたときに
ナビゲーションできなくなってしまうという欠点があり
実用的じゃないという意見があふれてますが
使い方次第では今のままでもじゅうぶん効果が生まれます。
(でなきゃ、いくら使って使ってと勧めても現場で使ってくれませんもんね)
で
重機のあとを追いかけていくのが「快測ナビ」による位置出し。
いわゆる「どこでも丁張り」です。
ここではじめて丁張りが登場します。
急な縦断勾配とキツイ曲線半径の道路に
プレキャスト水路を据え付けていくには
やはり丁張りが必要です。
いやあ~やるもんだ \(^o^)/
複数の新技術や従来手法をつなげて「組み合わせ」る。
そのことで価値を高め
さらにそれを自分たちのものにしていってるチームに
拍手なのです
(みやうち)