函館 Glass Life

函館市田家町で眼鏡店「サポートGlass」を営む店主の趣味と感じたことの
日記です。

どうする家康、関白就任!!

2023-09-04 | 歴史

今週の主役は旭姫でしたね

家康との政略結婚のため夫と無理やり別れさせられ、

44歳で家康の正室として迎えられます 

勿論、形だけの結婚ですが、旭の心の中を慮ると戦国

の女性の悲哀を感じます 

47歳で亡くなったと言われている旭姫ですが、晩年は

病気がちだったとも言われていますよね。 

ドラマでは、明るく振る舞う旭姫のけなげな姿に感動

すら覚えます。 

その明るい姿と裏腹に、無理やり別れさせられた夫は

行方知れず 

一人でいる時に号泣する姿には掛ける言葉も見つかり

ません。 

旭姫の生涯は、自分の意志と関係なく、天下人となっ

てしまった兄・秀吉に翻弄され続けた儚い生涯だった

様です

ところで 

秀吉が関白に就任しましたね 

秀吉の事ですから、裏で動いていた結果なのでしょう

が、そもそも近衛家と二条家で関白の座を争っていた

事が要因です 

近衛信輔と二条昭実は関白の座を巡って真っ向から対

立して収拾がつかなくなります

二人の争いは決着がつかず秀吉の許に仲裁話が来るこ

とに…

秀吉は前田玄以と菊亭晴季の二人に仲裁案を検討する

様に指示を出しますが、菊亭晴季から驚くべき提案が…

何と、秀吉が関白に就任すると言うものです

建前上は、どちらかを関白にすると家の破滅になる、

しいては天皇家の為にならないと言う尤もらしい理屈

をつけ無理やり関白になろうとします 

ここまでくると、菊亭晴季の発案ではなく、秀吉自ら

関白に就任しようとしたのが明白 

問題は、五摂家の出身者でなければ関白職に就けない

という慣例です。 

ここでも秀吉の無理強いが… 

何と、引退していた近衛前久の猶子となり関白に就こ

うと言うのです 

前久は、将来自分の息子・信輔を関白に就ける事を条

件に了承しますが、秀吉は鼻から約束を守る気などあ

りません 

関白就任後、朝廷から豊臣の姓を賜ったのですからな

おさら 

もし、豊臣家が大阪の陣で滅亡しなければ、関白職を

豊臣家が世襲していたでしょうね

老獪な政治家の前久ですが、秀吉の術中に嵌ったと言

わざるを得ません

秀吉の方が、駆け引きにおいては数段上だったのは間

違いなさそうですね

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする