函館 Glass Life

函館市田家町で眼鏡店「サポートGlass」を営む店主の趣味と感じたことの
日記です。

どうする家康、日の本一の足軽!!

2023-06-05 | 歴史

落城寸前の長篠城

今川→武田→徳川→武田→徳川と目まぐるしく主を替えた

奥平ですので、流石にもう一度武田へ寝返る事も出来ず

万事休す 

もはや徳川へ援軍要請するしかなさそうですね 

武田軍に包囲されているので抜け出すのは至難の業ですが

殆どの家臣が躊躇する中、手尾挙げたのはうだつの上がら

ない鳥居強右衛門です 

その強右衛門が歴史を大きく動かす大仕事をするのですか

ら解らないものです。 

ドラマでは… 

武田に捕まり一度は奥平を裏切る強右衛門ですが、亀姫の

事を思い出し援軍が来ると叫んでいましたね 

人間らしく迷い、情に絆され、武士としての誇りも有る人

物として描かれていましたが、個人的には、ドラマの中で

の強右衛門が好きになってしまいました

流石、古沢良太 氏の脚本ですね。 

 

家康は古参の二人、酒井忠次に東三河を石川数正に西三河

を任せていたようです

浜松には家康が、岡崎には信康がいましたが、嫡男の信康

がこの時点で家督を継いでいた訳ではありません 

岡崎には国衆達の屋敷もあったと言われていますので、家

臣達の分断も加速していた感じもしますね

信康は当然の様に家督を継ぐのは自分だと思っていたので

しょうが、武田に蹂躙されている状態で当主の様に振舞う

のは早過ぎます

浜松VS岡崎の対立の構造が好むと好まざるとを得ず進むの

世の常です

若い信康が理解できなかったとしても仕方ありませんよ

危機に面している徳川にとって、分断している状態を早急

に是正いなければならないところまで来ていた気がします 

話し合いで解決するには時間が掛かり過ぎます。 

家康には時間が無かったのでしょうかね。 

 

同じ事が武田家にも言えます。 

信玄が残した古参の家臣との折り合いが上手くいかず、結

局最後は家臣に裏切られ自刃しています 

禍の芽は早く摘んだ方が徳川家にも纏まりが出来るという

ものです。 

荒療治ですが、後の事を考えると信康への対応は絶妙のタ

イミングと言えなくもありませんよね

ところで… 

日本一有名な足軽と言えば、鳥居強右衛門ですね 

奥平家の足軽だったと言われていますが、長篠城での働き

により子孫は現代まで続いているみたいです 

奥平家の家老にまで上り詰めたと言われていますが、強右

衛門の働きがあったればこそ 

足軽とはいえ、武士としての覚悟と勇ましさ、殆ど死にに

行くような任務だったので当然誰も手を挙げる者はいなか

ったと言われています。 

本多忠真や夏目広次にも似た武士としての覚悟なのか?完

遂出来る者は自分しかいないという思いなのか? 

危機に直面した人間の途方もない意志のようなものを感じ

る僕なのです 

日の本一の武将と言えば真田信繁ですが、日ノ本一の足軽

と言えば勿論、鳥居強右衛門しかいませんよね

 

 

 

コメント
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