義時には正室がいるので、これからの八重をどう描くのかと
思っていたのですが、まさか千鶴丸と同じ様に川で亡くな
るとは
川で流されまいと必死に岩にしがみつく鶴丸をみて、亡くな
った千鶴丸の姿が重なって見えたのでしょうか?
思わず「千鶴」と口にした八重ですが、夢遊病者の様に鶴丸
の許へ…
仏に肉体を与えたと言われている仏師・運慶も登場しました
が、運慶の彫った仏像と川で亡くなった八重がだぶって見え
たのは僕だけでしょうか?
最後は仏様の様な顔をしていたに違いありません
ところで…
ドラマ後半の重要な役どころ北条時房が登場しましたね
連署として義時、泰時を支えた傑物だと個人的には思ってい
ます
頼朝が旗揚げした時には10歳位だった筈です。
最初は時連と名乗っていた様ですが、烏帽子親の三浦義連か
ら一字を貰ったのでしょうね
比企一族が滅亡した後、二代将軍頼家も幽閉されますが、頼
家の側近だった時房は何故か?お構いなし
最高権力者となった時政の力の成せる技でしょうか?
承久の乱後にも朝廷との交渉したのは時房です
蹴鞠が得意だった時房は後鳥羽上皇にも蹴鞠を通じ取り入っ
ていたと言われています
藤原頼経を4代将軍に迎える交渉も時房の手腕です。
時政・義時・時房・泰時と北条家の面々は抜群の交渉力が有
り政治的にも一流の政治家と言えます
混沌とした時代にこれほど一流の人物が揃うのは珍しいです
よね
奥州藤原氏や後北条氏は4代目で滅亡しますが、曲がりなりに
も15代続いた北条氏の人材の豊富さには驚かされます
義時や政子が亡くなっても北条執権体制がその後も続いたの
は時房あっての事。
3代執権となる泰時とは多少の確執があった見たいですが、
北条家の存続を優先する事が自分の立ち位置だと分かってい
たのではないでしょうか