函館 Glass Life

函館市田家町で眼鏡店「サポートGlass」を営む店主の趣味と感じたことの
日記です。

船中八策と大政奉還!!

2010-10-25 | 歴史
龍馬暗殺まで5ヶ月と迫ったようですが、龍馬暗殺
には色々な説があります。
京都見廻組説・新撰組説・薩摩藩説・紀州藩説・後藤象
二郎説など様々
他にも薩摩+土佐連合説や武力倒幕論者だった中岡慎
太郎説・その中岡が隊長だった陸援隊説、はたまた龍
馬自殺説まであるのです
京都見廻組説が有力だと個人的には思っていますが、
このドラマではどの説を採用するのでしょうかね??

大久保利通が龍馬を目障りと言ったという事は薩摩藩
説なのでしょうか??
先週のいろは丸事件では紀州藩のような??
後藤象二郎もまだ本性を表していません??
一番可能性が高いと思っている京都見廻組説だけがド
ラマには登場していません
もしかしてスルーするつもりなのでしょうか
まさか…

龍馬が後藤象二郎に提言したと言われている船中八策
とは…
①政権を朝廷に返すこと
②上下の議会を設置、公論によって政治を行うこと
③公卿・大名のほか身分に関係なくすぐれた人材を登用
すること
④憲法を定めること
⑤不平等条約の改定
⑥海軍力の増強
⑦親兵を設けて都を守ること
⑧金銀の比率や物の値段を外国と同じにすること
の八項目ですが
イギリスのように国家元首である天皇の許、議会を設置
し、その議会が国を動かす仕組みを作ろうとしたのでし
ょうか??
慶喜が天皇に上奏した大政奉還の中身も船中八策に似て
います

「今日の時勢に至ったのは私の不徳のいたすところで恥
じ入るばかりです。最近は外国との交際が盛んになり、
政権がひとつにならないと秩序が保てなくなりました。
政権を朝廷に返しますので、広く天下の議論をつくして
天皇の決断をあおぎ、協力しあってゆけば海外の国々と
肩を並べられるようになるでしょう」
というものです

船中八策も大政奉還も大まかに捉えるととても似ている
ように思えます。
列強からの押し付けに対抗するには、日本が一つになら
なくてはという思いは共通していたのですね。
そこに辿り着くまでの手法が違っていたたけなのです。

時代が大きく動く時、時間も掛かるし人の命も失われる
のです
龍馬が考えていたと思われる無血クーデーターは画に描
いた餅だったのかも知れません
中岡慎太郎や薩長が推し進めていた武力討伐は避けて
通れないものだったと僕は思っています。
そう言ういみでは現実と理想の狭間に龍馬はいたのかも
知れません





コメント
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