本能寺で…まるで恋人を待ち焦がれている様な
信長です
そこに現れたのが光秀でしたね
待ちぼうけを食わされた信長の姿が印象的です
「なんだ、お前か」と肩を落とした信長に、
「貴公は乱世を鎮めるまでのお方!平穏なる世
では無用の長物。そろそろお役御免…」と光秀
「やれんのか!キンカン頭!俺の代わりが!」
とブチ切れ状態の信長でしたね
お市の説得もあり結局信長襲撃を諦めた家康で
すが、この時点での信長襲撃は家康にとってあ
まりに無謀
成功しても失敗しても、武将としての家康の存
在意義が無くなったと個人的には思っています
作り話としては面白い筋書きだとは想いますが…
ところで…
光秀は何故信長を襲撃したのでしょうか?
キーワードは信忠だと思っています
危機管理としてはあり得ない事が起こっていた
のです
家督を継いだ信忠と信長が同じ京都に…
信忠が宿泊していた妙覚寺と、信長が宿泊して
いた本能寺は目と鼻の先。
老境にさしかかった光秀にとって、二度と巡っ
て来る事がないチャンスが目の前にぶら下がっ
ているのです
武人として、こんな千載一遇のチャンスを見逃
す筈がありません。
信忠は家康一行に同行していたのですが、父・
信長が急遽京へ入るので出迎えのため京都へ引
き返したと 言われています
もし?信忠がそのまま堺いいたとすれば、本能
寺の変は起こらなかったかも知れません
いや、怒らなかった筈です。
近くに、信孝・丹羽長秀が率いる四国攻めの兵
二万五千もいます
あまりに父・信長に従順し過ぎた性格が仇にな
ったのでしょうか?
この時の信忠の判断が本能寺の変を誘発したと
僕は思っているのです