80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

東北横断その2

2019-03-20 20:56:03 | 東北方面
出張2日目。会津若松からいったん郡山に戻って米沢に向かいます。朝の会津若松駅で少しだけ駅撮り。高校生が休みなので閑散としてます。磐越西線新津行227Dが入線してきました。キハ47 515(手前・首都圏色)とキハ47 1512(奥・新潟色)の2連。




前の投稿でイーなんちゃら系でごまかしたE721系、すんませんでしたm(_ _)m。3232M快速郡山行ワンマン2連。これに乗って郡山へ戻ります。こうして見ると床が低いのがよくわかりますね。




発車間際まで写真を撮ってたので席はなし。郡山までは1時間くらいなので今日はかぶりつきでいきます。会津若松を出て1つ目の広田駅。かつてはED77からタキ1900が解放されてスイッチャー君に引き渡されていたところ。住友大阪セメントの廃施設はそのまま残され、専用線のレールも一部は草むらの中にまだ残っているようです。




翁島あたりまではカーブと千分の20~25勾配が連続します。正面に磐梯山・・・なんですが、Ωカーブが連続するので磐梯山は右へ行ったり左へ行ったりします。手前の鎖のついた箱は磐梯町駅と猪苗代駅向けの現金ケースのようで、それぞれの駅でカギを持った職員が来て降ろしていきました。




スイッチバック時代の中山宿駅跡。



郡山からは新幹線で米沢へ。自由席でもいいダロとたかをくくっていたら何と満席でデッキ立ち。これは米沢で降りてからわかったのですが、どうやら春休みを利用して免許合宿に向かう若者が大挙して乗っていたようです。今まで気にしたことありませんでしたが、この時期はそういう需要もあるんだなーと気付いた次第。


米沢でひと仕事して(もちろん荒稼ぎじゃありませんw)、時間もいいので「牛肉どまん中」弁当を買い、念のため今度は新庄までの指定券を購入。




券売機の「座席表から選ぶ」画面でぽっかり空いたA席を何の躊躇もなくゲットしたのですが、乗ってみたらオーマイガー!。まわりじゅう合宿免許らしき女子で埋め尽くされていてテンションはすでに女子会モード。ゴメンナサイゴメンナサイと断ってやっと奥のA席に入れてもらっいました。予定では「米沢なう♪」みたいなノリで牛肉どまん中弁当の写真を撮ってからおいしくいただくつもりだったのですが、この状況では「ナニこのおっさん」的視線が刺さることは必至。チキンな筆者は写真はあきらめ、「食べるよ!」と無言のオーラを全身から発して一気に1,250円分を流し込んだのでした。これじゃ松屋と変わらん・・・( ̄▽ ̄;)



牛肉どまん中弁当に未練を残しつつ山形新幹線の終点駅新庄へ。端頭ホームに並ぶE3系1000番台(右)と2000番台(左)。そっくりですが"目つき"が違います。




反対側の在来線ホームの先にキニナル物体が見えたので行ってみると、堂々とした風格の3線機関庫が!元々はレンガ造りの機関庫の前後に木造の建屋を追加した格好になっています。




そして、さらにキニナルこの看板「抑止すったが?」。どうやら「抑止を確認したか?」という山形弁のようです。お国ことばというのは旅先で聞く機会はあっても、見る機会というのはそうそうないので珍しいですね。




ここから先は陸羽西線で余目へ向かいます。最上川に沿って走るので「奥の細道最上川ライン」の愛称が付けられています。入線してきたのはキハ110形200番台の2連。




水量豊富な最上川に寄り添いながら日本海を目指します。先ほどまで会話に余念がなかった外国人カップルも車窓にくぎ付けです。ではここで一句。「最上川 競いて早し キハ百十」





(余韻)




あまるめ~あまるめ~♪鳥海山きれいですね。。




午後2時をまわってやっと酒田に着きました。ここでもひと仕事するのですが、その前に、上りと下りのいなほ号=E653系1000番台が10分差で行き交うのでそれをカメラに収めます。作る♡とは断言しませんが若干取材モード入ってたりします。まあ3ヵ月前には長野駅で383系しなのを前に同じようなことをやっていたので、いつもの悪いクセが出ただけ・・・とご理解ください。。




しかしやる気スイッチはどこで入るかわからないもの。側線に予期せずこんな具合に編成を展示されるとスイッチ入っちゃいませんか?しかも順光で。。これは作れという指令に違いない。




酒田でひと稼ぎ仕事して出張仕事は終了。羽田行は満席で取れなかったので15:56発のいなほ12号で新潟へ向かい、新幹線乗り継ぎで帰京します。新潟駅は在来線の高架ホームができて新幹線とは同一ホームで乗り換えられるようになりました。左にこれから乗る「とき」が写っていますが、何と北陸新幹線と同じE7系です。先ごろ実施されたばかりのダイヤ改正で上越新幹線にも投入されたとのこと。2日間の出張の〆にふさわしい快適な乗り心地でした。




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東北横断その1

2019-03-19 06:59:06 | 東北方面
昨日から東北へ出張に出ております。太平洋側から入って日本海へ抜ける予定。

朝の東京駅。まずは常磐線ひたち号に乗りますが、目の前にエサというか獲物がちらつくので「しゃーない、撮るか」。わざわざ隣のホームまで行って撮ることもないですが、内心ウッキウキで半分葬送鉄モード。湘南ライナー入れ食い状態の朝であります。




A1編成の踊り子。う、美しい・・・。逆光だけど。。




このストライプ、しっかり目に焼き付けておきましょう。




一気に飛んで湯本駅。E657系もすっかり馴染んでますね。このテの顔はいまいちラブになれないのですが、とりあえず天気がいいのでう、美しい・・・。




ひと仕事終えて駅に戻ると跨線橋の下に何やら怪しい物体を発見。ナニコレ?見たことあるけど昨日1日考えて思い出せなくて、車止めに付けて転動防止するヤツだったかな??どうやらこれ中間連結器のようです。でもなんで湯本駅の台座に鎮座しておまけに〆縄まで??まるでご神体みたいです。こんな階段下に放置するとバチが当たりますよぉー・・・と言いたいところですが、もしかすると"現役"の中間連結器かも知れないのでニ礼二拍手一礼ののち、そっと湯本駅を後にしました。




いわき駅から磐越東線に乗り換え。キハ110のワンマン2連。軽快気動車の旅は実に軽快でもはや感動の余地はほとんどなく郡山着。




郡山でもひと仕事して(なんか駅ごとに荒稼ぎしてるみたいですが違いますよ)磐越西線乗車。イーなんちゃら系なので写真はありません。。3月中旬を過ぎ、もう春到来とはいえ磐梯山の雪はかなり少なめ。頂上付近とスキー場のところだけしかありません。なんだかんだで今年は雪が少なめだったようですね。




会津若松駅前ですごいバスに遭遇。「#尾瀬バス」「電気バス」のフルラッピング。顔つきやリアスタイルも見たことない感じで。。調べてみると、今シーズンより尾瀬の福島側入口である御池(みいけ)~沼山峠間に投入される電気バスでした。そういえば話は聞いた覚えがあります。年末頃に導入されて1月から会津若松市内路線で慣らし運転されているようです。車両はBYDという中国メーカーとのこと。韓流バスの導入はありましたがついに中国製ですか。






近々、鶴ヶ城のプロジェクションマッピングイベントのシャトルバスでも活躍するようです。




今日はこれから米沢を経て酒田に向かいます。また途中の話題があればご報告します!



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TOMIX70系を迎え撃つ

2019-03-17 13:42:40 | 北陸方面
少し前にTOMIXの70系のテストショットがHO情報室にアップされました。まだいろいろチューニングは必要そうですが“つかみ”はまずまずのようです。ウチには既にスクラッチとエンドウのスカ色が2本いるので、買うなら新潟ローカルかなぁ・・・などと漠然と考えていたのですが、やっぱりみなさん気になるのはココですよねぇ。4連じゃつまらんし6連で、ということになるとココに入るサハ75、85、87はマストなわけです。でも出ない。。




先週の日曜に鉄仲間で食事をした際に、まあカッター1本あればすぐ出来ちゃうっちゃー出来ちゃうからネ・・・などと軽口をたたいたのが運のつき。誰からプレッシャーをかけられたというわけでもありませんが作ることにしました。メニュー上は3種類から選べるわけですが、ここは窓サン無し、窓数少ないというメリットいっぱいのサハ85(旧サロ85)一択でしょう。もっともこれはラクしたいという理由もありますが別の理由も。これは最後に書きます。




自家製ペーパーキット。今回はホリが深めなプラ車と合わせるために#400(約t0.5)のスノーマット紙にしました。屋根板はストック品の153系用。幅広なので、これを35mm幅に狭めると、天井カーブが緩めで両サイドがストンと落ちる感じの80系屋根に近くなるようです。でもってひとつ訂正。ドア上部とドア窓に丸刀を使うのでカッター1本じゃできませんでした~。笑




台車はTR43が発売されていないのでTR34で代用。TNカプラーで迎撃準備OK!貫通幌とベンチレーターはもちろん80系対応・・・なんですが、80系の貫通路って広幅じゃないですか。なので「テーパー幌」なるもので他の狭幅貫通路の車両とつないでいたらしいのですが、このサハ(サロ)85の貫通路は、図面を見るとどうやら製造当初から680mmという狭いものだったようです(おまけに開き戸までついてる??)。ということは、改造に改造を重ねた晩年は普通の幌になっててもおかしくないのですが、どなたか幌事情に詳しい方いらっしゃいませんか~?



ということで、ちまちまとサハ85を組みながら製品の発売を待つことにしましょう。

ところで前に書いたサハ85を選んだ理由ですが、最初の写真をもう1度見てみましょう。「サハ87」って限定的に書いてあるのが不気味ですね。75も85もあるのに。これ、ひょっとして発売する気まんまんなんじゃないですか??(何両売れるかわからないけど。。)



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591系高速試験電車の製作(近況報告編)

2019-03-13 06:42:08 | 東北方面
恒例の年度末進行につき工作が進んでおりません。。

Mc1車に雨樋を貼りました。ちょいと厚手の広告紙を細く切ったものを使い、瞬着を初め点付けで、続いて直線を確認したら全体に流して固定します。




顔の方も、一段凹んだ窓周りのパテ&研磨処理を何度か・・・




床下機器の検討も始めています。「私の16番ゲージ鉄道模型ライフ」様こちらのページに、以前中央線岡谷駅に留置されていた頃に撮影された写真が公開されています。機器1つ1つがアップで丹念に撮影されているとても貴重な資料です。2両編成に改造後の姿ですが、元々中間車には水タンクとエアコン装置ぐらいしかついていなかったため、機器配置はほぼ変わっていないように見えます。図面にバツ印が書いてありますが、実車とは配置が違っていたり形状が違っていたりするものが多く、やはり実車観察資料の存在は大きいですね。ただ、どの機器も初めて見るものばかりで市販品で使えそうなものが数えるほどしかなく大量スクラッチは必至。あまり知りすぎるのも心臓によろしくないようで。。



ということで、微速度前進を続ける高速試験電車の近況報告でした。
現場からは以上です!



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寝台特急はやぶさ用客車

2019-03-02 19:25:31 | 九州・山陽方面
客車の話題が続きます。秋葉原の某店中古コーナーで、カツミの赤ラベル時代のナロネ22を見つけました。値段がジャンク水準なのでためらったのですが、一応中を見せてもらうと傷もなく良品だったので即買いしました。昭和47年頃の「はやぶさ」としてKATOの20系に組み込みます。もうしばらくすればトラムウェイから同形式が発売される予定ですが、やはりリーズナブルな方に傾きました。



言うまでもなく内装なし、台車のブレーキシューなしの年代ものです。実車は手前のデッキ寄り半分がナロネ21と同じ解放型(プルマン式)寝台、喫煙室を挟んで反対側が1人用個室(ルーメット)となっています。



まずインレタを貼ろうとしましたが、KATOの初期ロットの余りを使ったらまぁ付かない付かない。ご覧のとおりめちゃくちゃになりました。。。



セロテープじゃ剥がれないのでカッターでカリカリやったら地肌が出てしまいました(泣)。でもブリキじゃなくて真鍮のようなのでひと安心。今のところ改造予定はありませんけど。



同じ年代モノでもキハ82系用はシートが薄くて転写しやすそうだったので数字はこっちを使い、「ナロネ」だけ温めたりしながらなんとか転写しました。もうどうにでもなれ!という投げやりな気持ちが「ナロネ22 2」というゾロ目に現れています。地肌が出た部分はタッチアップするのも面倒なので、うまく隠れるようにそのまま上から貼ってしまいました。なんだか小学生が貼ったみた~い。(>_<)



台車とカプラーを交換するため床板を外します。懐かしの管球。



台車は手持ちのエンドウ製に履き替えました。ボルスターの形状、高さ、センターピン穴の大きさはカツミと一緒。これは楽勝♪



管球を外します。代わりのLEDは入れると思うけど、とりあえず今は外すだけ・・・



カプラーはAssyパーツの「ナロネ21カプラーセット」を使います。汚物処理タンクとカプラーが一体となったパーツ。鮮明な実車写真がないので確証は持てないのですが、ナロネ21と同じくトイレは前後それぞれにあるので恐らく同じものでOKなはず。φ1.4mmビスで床板に固定するため写真の赤丸の位置に穴をあけ、取付足をニッパーで1.5mmくらい低くカットしておきます。



一方の床板の方はカプラー取付台が支障するので、糸鋸でばっさりカットしてしまいます。



位置を決めたら床板にタップを立て、φ1.4×6mmネジで固定します。



カットした後の穴は伸縮機構の"逃げ"スペースとして好都合。奥の方をさらに切り込んで復元バネがなるべく当たらないようにしています。



KATOのナロネ21を試験車として持ち出し、ちゃんと連結できるか確認。クリーム帯が細く、つや消しなのも相まって青が暗い感じですが、車高やサイズ感はKATO製と連結しても全く違和感ありません。ということでまずは第一ステップ完了。



第二ステップとしてこれをやるかどうか迷うのがデッキドアの改造。窓の上下高がぜんぜん足りないのと、スハ43並みにドアが奥まりすぎているのを何とかしたい。。。一応、車体を分解せず改造できる(はずの)秘策があるので、時間ができたらやってみたいと思います。




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