こんばんは。ながまれ号の仕上げを続けます。
ベンチレーターを載せます。エンドウの"箱型汎用"。この車両は屋根まで丸ごと車体色に塗られているので、付けられるものは全部付けてから塗装に入ります。ただし水タンク撤去跡のカバーはベンチレーターとの間隔が狭く、塗料がうまく吹き込まない可能性があるので後付けすることにしました。
キハ40 1700番台としてはほぼこれで車体が完成したことになりますが、この後の塗装が大変手間なので、全体の進捗としては、やっと道半ばまで来たといった感じです。
実は楽をしようと思えばこんな製品も出ているんですね。トレジャータウンのNゲージ用に続いてリリースされた16番用インレタ。しかしお値段にご注目ください。「ながまれ号」用はななんと9,800円也です。これはさすがに手が出せません・・・。
<トレジャータウンHPより拝借>
一見奇抜に見える「ながまれ号」の塗装ですが、これは夜の帳が下りた函館の夜景をイメージしたものだそうです。すなわち車体全体を包む深いミッドナイトブルーは夜空と漆黒の海を、腰に巻かれたシルバーの帯は函館山のシルエットを、その周辺に散りばめられたオレンジや黄色の水玉は津軽海峡に煌めく漁火と道南の街の灯りを、そして、窓から屋根にかけては無数のスターダスト・・・。
<道南いさりび鉄道HPより拝借>
ベースの車体色は、比較的入手しやすいスプレー塗料の中で一番暗いと思われる、GMの「ブルーB(旧近鉄ブルー)」を使うことにします。漁火やスターダストは自家製デカールまたはシールを予定していますが、無理そうならマーカーペンの手書きというウルトラCも視野に検討中。そして腰のシルバー帯はマスキングで入れる予定ですが“函館山”の部分をなんとかしなければなりません。
まず考えたのは型紙を作り、それに沿わせてマスキングテープを貼る方法。「ながまれ号グッズ」のなかでも比較的スケールどおりのイラストが描かれている「タオル」の写真をネットで探し出し、少し台形補正をしてから、これを下敷きにして線画を描きました。
出来あがったのがこちら。両側とも同じデザインなので1枚を使い回せば事足りますが、念のため4枚分を#300スノーマット紙にプリントしました。
切り抜いてから確認のため車体にあてがってみます。曲線部分は定規は使わず、慎重にフリーハンドで切り抜きました。
実車の帯幅は不明ですが、写真判定から100mmくらいではないかと推定し、1.25mm幅に切ったマスキングテープで予行演習してみます。ところが、山のなだらかな稜線は問題ありませんが、山頂付近の急な曲げになると、さしもの柔らかいマスキングテープでも全く追従できないことが判明しました。
ならば型紙をガイドにして山の形に切り抜いてしまえ!ということで、細帯が瞬時にして出来上がる“自家製平行カッター”を作ってみることにしました。ジャン!刃厚0.25mmの「特専黒刃」の登場です。
この刃2枚でt1.0mmのベーク板をサンドイッチすると刃の幅は1.25mmになります。
試作段階なのでとりあえずバインダークリップで保持。強い力かけなきゃ十分実用的です。
型紙をガイドにしてこんな感じで帯を切り出します。
お、なかなかいいじゃないか!
というのはウソっぱち。適当にフリーハンドで切り抜いたものです。。(^^;;
型紙が「紙」のため、いくら注意してもザクザク切り込んじゃって、すぐ使い物にならなくなってしまうんですね。かといって真鍮板などで作り直すのも面倒だし・・・。フチを瞬着で固めるか。。笑
ということで試行錯誤は続きます。
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