80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

京阪2000系の製作(2)

2017-11-30 18:07:44 | 私鉄電車
こんにちは。京阪2000系の記事タイトルにもナンバーを入れシリーズ化することにしました。今回は先行試作車の下回りの製作のようすです。

本題に入る前に今回予定している編成のラインナップをご紹介しておきましょう。2000系にはMc、M、Tの3種類があって、Mcには窓幅の広い1次車と狭い2次車があります。中間車のMとTは窓幅の狭い2次車スタイルです。そこでMcには見た目の変化をつけるために1次車を選び、“台車の京阪”の異名を持つ京阪電車らしく、すべて台車を違えた次の4両としました。( )は実車の台車で[ ]は模型の代用予定台車です。

↑三条
2009(KS58)[TS310]※動力車
2109(FS337A)[FS518]
2125(KS73C)[TR203]※エコノミカル台車
2010(FS327A)[FS308]

淀屋橋

この電車のすごいところは新性能電車なのにユニット式ではない1M式で、機器的には全車両が同じ設計になっていることです。床下機器が1パターンなので手間がかからない半面、パンタは4両すべてに載ります。。(激泣)

ということで、今作っているのは京都向き先頭車の2009号車です。動力車が端っこにきているのは中間を抜いて2両でも遊べるようにしたためです。

床板はエコーのt1.0mm・幅30mmの床板用真鍮板を使用し、これにモーターとセンターピンの穴を開けました。動力は一般的なCN22両軸モーターとMPギヤを使った全軸駆動です。




台車の市販品はないので、枕バネが空気かコイルかの違いはあるものの側枠のフォルムなど雰囲気が似ている、京急旧1000形等用のTS310(カツミ)をチョイス。ボルスタアンカくらい追加すればもっと似るかも知れませんが、とりあえずはこのままで...




車体は18m級車体なのでユニバーサルジョイントは小型車用の「TypeⅡ」を使用。モーターも手持ちのノーマル仕様の軸を短軸以上にカットしています。というのも、京阪はカーブが多いためか、ボギーセンター間が短くオーバーハングが長い路面電車型プロポーションなんですね。この車両もスケールより片側1mmずつセンターピン位置を外側にずらしたのですが、それでもこの窮屈さです。




前後だけでなく上下のクリアランスも微妙。モーター軸を切り過ぎたためにユニバーサルジョイントとモーターホルダーの一部が干渉するので、両方をヤスリで削りまくってなんとか紙一枚分のクリアランスを確保しました。




ウェイトを床下架装にするとせっかくの床下機器のスケスケ感がなくなってしまうのでMPウェイトの使用はやめ、床上にタイヤのバランスウェイト(1枚30g)を2枚分貼り付けました。もう1枚くらいどこかに仕込みたいところです。




車体と組み合わせてみます。そっと目を閉じ完成した姿を妄想。目を開ければ仕掛かり品箱へと伸びるレールが...(ナイナイ!)




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コメント (2)
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