80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

これはデカい!!

2017-01-12 21:36:51 | 九州・山陽方面
こんばんは。

年末に続き山口方面へ出張してきました。例によって時間の合い間に寄り道したのですが、そこで見たものは恐らく人生で初めて目にする驚愕の光景でした。そんな超ド級な光景を2題お届けします。


まず最初は秋吉台・秋芳洞。こちらは山口県の観光地としては萩、長門などと並ぶポピュラーな場所ですが、私は初めて足を踏み入れました。

広大なカルスト台地が一望に見渡せる秋吉台。大地から飛び出した岩々がまるで風になびくようにところ狭しと立ち並んでいます。




しかしこの光景はまだ序の口。エレベーターで80mほど地下へ下りると秋芳洞の深部へ到達するのですが、エレベーターのドアが開いた瞬間目を疑いました。そこは奥多摩の方で見た鍾乳洞とは比べ物にならないくらい巨大な洞窟で、見たこともない神秘の鍾乳石が散りばめられているのでした。


秋芳洞のなかでも最もプレミアムな逸品「黄金柱」(こがねばしら)。床から天井まで、いや、順番からいけば“天井から床まで”約15mの高さがあるそうです。




その子供がこれ。鍾乳洞といえばこれがポピュラーなイメージでしょうか。千年、万年の月日を経て成長してゆくのですから気の遠くなる話です。




しかし、なかにはどうやったらこういう形になるのか、まるで想像がつかないものもあります。千枚田を思わせる、その名も「百枚皿」。まさに多数の皿を順繰りに重ねたような形になっています。よくできたアトラクションかと勘違いしそうですが、ここはかの「夢の国」ではありません。ガチなセンター・オブ・ジ・アースであります。





そしてお次は地上で見た驚愕の光景です。秋吉台から美祢市の市街地へ向けて車を走らせていると、見覚えのあるターコイズブルーのトレーラーが高架道路を通り過ぎて行きました。なるほど、「日本一長い私道」こと宇部興産専用道路はここから宇部港まで通じているのだったと悟り、最後の仕事が終わったあと、この専用道路を見ながら空港へ戻ることにしました。


ナビの目的地を山口宇部空港にセットし、一般道と専用道路が交差していそうな地点を中間目的地に設定し車をスタート。しかし、ナビの地図ではどのように交差しているのかわからず、最初にたどり着いた地点はトンネルの上。やれやれ。。

さらに車を進めるも見物に好適な場所は見つからないので、ふと目に入った山腹の道路へ途中まで登って見下ろしたのがこちらの写真。2デフの重量級トラクタが2台のトレーラーを牽く“ダブルス”と呼ばれるトレーラートラックが次から次へと走りぬけていきます。初めて見る光景にかなり興奮気味!撮り鉄ならぬ「撮りトラ」がこんなにわくわくするものだったとは♪




1両の積載重量は40トン、2両で80トンもの積載量をもち、美祢にある伊佐セメント工場から宇部の工場や港へはセメント半製品「クリンカー」や石灰石などを、宇部からは工場の燃料となる石炭などを運ぶそうです。専用道路の延長は31.94kmと「日本一の私道」にふさわしい長さを誇ります。宇部港の方には一般道との交差地点に踏切もあり、観光バスで専用道路を突っ走る産業観光ツアーもあるとのことなので、これは仕事抜きでまた訪れたいですね!


少しですが動画も撮ったのでご覧ください。アメリカ大陸を思わせるボンネットタイプのケンワースと、最後に出てくるのはたぶん最近入ったスカニアではないかと思います。





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ある決断

2017-01-08 21:31:01 | 私鉄電車
こんばんは。

2017年の仕掛品退治プロジェクト第1号はどうしようかと考え、やはりこれをいつまでも眠らせておくのはよくない!ということで、阪急2000系に再々度チャレンジすることにしました。




着手したもののスタートダッシュが切れなかった一番の要因がアルミの窓枠です。阪急らしさを表現するうえで重要なパーツゆえ、すっきりシャープに表現することにこだわりすぎて試作を繰り返し、なかなか決定打が現れないまま時間だけが過ぎていきました。ある程度予想されたこととはいえ、ここらあたりで踏ん切りをつけないと一生このモデルを手にすることができなくなってしまいます。


そこである決断をしました。シール紙や真鍮線で窓枠を表現するのはやめよう、と。実車だってそれほど盛り上がってるわけではないのです。断面にテーパーがついていたり、上辺に水切りが飛び出していたりするためボリューミーに見えるだけで、窓枠のフチ自体は1/80換算でせいぜい0.2mmあるかないかくらいの厚みでしょう。なので、シンプルにシルバーの色差しだけで表現することにしました。




決断を後押ししたのがこの道具です。学生時代に製図の演習で使っていた烏口が引き出しの奥から偶然発見されました。ガンダムマーカーやポスカではある程度の“出っ張り”がないと均一な線を引くのは難しいですが、これならば窓の縁に引っかけてかなりシャープな線が引けそうです。もちろん簡単にスイスイ引けるわけではありませんが、真鍮線を曲げたり、シール紙の内側ぎりぎりをくり抜く労力と集中力に比べれば遥かに楽といえるでしょう。ある程度のやり直しもききますし。。




窓枠のしがらみから解放されたので、すぐにでも窓抜きにかかりたい衝動に駆られますが、ここは落ち着いて2つだけ確認しておくことにします。そのひとつがペーパールーフの展開寸法チェック、そしてふたつめが車体裾部のRの処理方法です。
この車体は比較的大きなRがついており、削り出しでは手間と時間がかかるので、側板下部を曲げて表現することにしています。そして補強とひずみ防止のためプラの不等辺アングルを裏側に貼り込むことにしているのですが、その寸法がイマイチ決め切れていなかったので、現物合わせで決めてしまおうというわけです。


まずは不要になった車体の端部を切り取って妻板に巻き付け、展開寸法が正しいか確認します。これが合っていないと脳天唐竹割の刑に処すことになるのですが、幸い今回は写真のとおりピタリと合っていました。




車体裾の補強にはプラストラクトのアングル素材を使います。丁度よい寸法の不等辺アングルがないので、3.2×3.2mmの等辺アングルの一辺をカットして使います。




結果として1.3×3.2mmの不等辺アングルであれば裾Rにフィットすることが確認できました。調べてみるとこれと同寸のチャンネル材があったので、溝の内側にカッターを入れて片側のフランジをカットした方が遥かに楽に量産できることがわかりました。プラアングルは必要本数をすでに買ってしまったので後の祭りです。。





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初鰻

2017-01-07 23:49:50 | 中央東線周辺
こんばんは。

今日は仕事の関係で埼玉は岩槻へ行きました。さんざん歩き回ったので昼はこってり系のラーメンでも・・・と思った矢先、どこからともなくいい香りが。

まだ松の内、めでたい正月なら多少の散財も許されるだろうなどと勝手に理由をつけ、結局このようなことになりました。城下町岩槻で200年の歴史を誇るという会席料理の『ふな又』の上うな重。めでたさついでにお銚子も1本つけちゃいました♪



あとで知ったのですが、こちらは松竹女優・三宅邦子の生家なんだとか。と言われてもどんな女優さんだったかあまり覚えてませんな。小津安二郎作品によく出ていたということなので、年代的にはウチのおやじ世代が詳しいはず。


岩槻駅は前に来た時はまだ工事中でしたが、ついに立派な橋上駅舎に生まれ変わっていました。城下町らしくお城をイメージしたデザインですね。写真左手にあったビルは取り壊しの最中で、線路反対側の西口でも重機が動き回るなど、駅周辺のリニューアルは道半ばといった感じです。




で、東武電車の写真は・・・ありません(^^;;
8000系は以前より減ったものの、まだ主力で活躍しているようです。行きに乗りましたが、昨今のインバータ&ボルスタレス電車にはない優しい乗り心地に癒されました。



東武電車がない代わりに小田急電車の写真があります。なんと大宮駅で小田急4000形発見!!最初京浜東北線のE233が置いてるのかと思ったら顔が違う、ロゴが違う、なんだこりゃ?




ネットニュースによれば、乗り入れ先の常磐線に導入予定の無線列車制御システムを大宮総合車両センターで施工したのだとか。自社工場でポンと取り付けられるような代物ではないということでしょうか。




帰りがけに秋葉原で途中下車し、某店で中古・委託品を物色するもめぼしいものなし。幸か不幸か手ぶらで帰宅しました。



そして103系の進捗はというと、色を塗ったはいいが何かのっぺりしていて物足ない。よくよく見てみれば戸袋上部に付くべきルーバーを取り付けていないことが発覚!幸いKSのパーツがあったのでそれを塗装し、所定の位置にセメダインスーパーXで接着しました。それにしても1袋10個入りというのは誠に親切。主電動機用2両分8個とMG用2個できっちり使い切りました。ピンセットでピーン!をやったらおしまいですが・・・




Hゴムはポスカの『はいいろ』で色差し。JR化後はすべて戸袋窓が黒Hゴム、ドア窓が金属枠の更新スタイルしかないと思っていたら未更新時代もあったようなので、このスタイルで仕上げることにしました。更新スタイルだと完成品クハまでも化粧直しが必要になってきますから。。




なんとかモハ103だけ色差しが終わりました。もうあと1両・・・。がんばります。




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103系中央特快を仕立てる

2017-01-05 02:13:19 | 中央東線方面
こんばんは。

天プラ103系ですが、五日市線4連が先行してしまい肝心の本線10連が手つかず状態でしたので、インレタ貼りや方向幕のはめ込みなど「中央特快」としての仕立て作業を始めました。

中央快速線の103系の活躍期間は短く編成数も多くはなかったので、番号のチョイスが少々やっかいです。こちらのブログに1979年4月時点の三鷹と豊田の編成表が掲載されていましたので、これを参考にさせていただき、低運クハかつオール新製冷房車編成に合致する編成として西トタのクハ103-213以下10連を選定しました。




中央線向けの方向幕は「特快高尾」と「55T」しか入っていないのですが、今回は自作する気力もなく、おとなしくこれを使うことにしました。本当はホビーモデルのキット組み101系の方を下り「高尾」行として、103系は上り「東京」行にしようかと考えていたのですが、特に何かこだわりがあるわけでもないので。。





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103系モハユニットの製作(11)

2017-01-03 21:05:32 | 中央東線周辺
こんばんは。三が日もあっという間に過ぎ明日からは2017年が本格始動します。去年にもまして時間の経過が加速した感がありますね。


正月とはいえ工場は元旦から稼働しており、103系の下地仕上げなどをぼちぼち進めていました。そして本日やっと塗装の運びに。。




車体はGMスプレーのNo.11朱色1号をそのまま吹きました。屋根は同じくNo.35ダークグレーでも良いのですが、つやがありすぎるので、タミヤのTS-67『佐世保海軍工廠グレイ』と称するものを使ってみました。しかし「つや消し」とされているものの半光沢くらいの仕上がりで、GMスプレーとあまり変わりませんでした。色は暗すぎず明るすぎずいい感じです。




とりあえず本日はここまで。



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