2023年も残り2週間を切りました。一応、“仕掛り品完成の年”を目標にしていた今年ですが、出来たものもあれば引き続き眠りについた物もあります。まあ一番多かったのは起こすことさえしなかった車両たち・・・でしょうか。笑
ということで残り2週間の悪あがきをしたいと思います。国鉄が続いたので私鉄電車でいきましょう。表題のとおり富士急行の名車モハ3100形です。前回までの製作記は2016年10月12日の投稿が最終のようで実に7年ぶりですが、実は昨年4月にモーター交換をしたのでちょっとだけ顔を出しています。
そのモーター交換、製造中止となったEN22モーターを家中からかき集めるためこの車両も供出対象となり、FK-130SHに換装したというものです。そもそもペーパー製2両編成の片台車駆動に両軸のEN22は贅沢な使い方なのですが、作り始めた当初は製造中止になるなど微塵も思わなかったので何の疑問も持ちませんでした。
まずは再開のご挨拶がわりに下回りをチューニング。上の動力台車ともども自家製集電シューを取り付け、軸受けをグリスアップしました。TR53という客車用のピボット台車を使っていて、しかも動力台車は軸受メタルをφ1.6ドリルでさらった“なんちゃってプレーン軸”改造を施しているので走りが心配です。しかし心配は杞憂に終わりスルスルと快調な走りを示してくれました。
で、下回りは床下機器を含めてかなり出来上がっているので、今回のメインは未完成となっているM'c車の運転室部分の組み立てとなります。鼻筋がビシッと通った70・80系の湘南顔に対し、これを日車ロマンスカー流にアレンジした丸っこい柔和な表情が特徴。左のMc車の時はほとんど現物合わせの一品生産的なことをした記憶があるので、果たして同じ顔がまた作れるのか不安です。
PCのフォルダを探したら昔描いた前面の展開図が残っていました。ラッキー!と出力はしたものの、Mc車を見ると鉛筆のケガキ線しか見えず、結局この型紙は使わなかったらしい・・・ということが分かってきました。ただ、各部の寸法を測ってみるとそうかけ離れたものでもなさそうなので、これをベースにアレンジしながら作ることにしました。
しかし腰板と窓部分のパーツはあるものの、鼻筋の無い半流スタイルの前面カーブを決める天板がありません。円定規を当ててみると60mmと70mmの中間のようで中途半端です。仕方ないのでMc車のカーブを直接写し取って天板を作ることにしました。
ところが、こまごまとした付属パーツなどを詰めた箱の底からこんなものが出てきました。両端に穴が開けてありその間隔を測ると62.5mm。おお!これは前面カーブをケガくための自家製コンパスではないか!
ケガくのも面倒なのでこうやって直接カットします。カッターの刃で穴が拡大してしまいそうですが、軽く1回だけ引いたら2回目からはその溝をガイドにしてフリーハンドでカットしていけばよく、紙製コンパスでも5、6回の使用には十分耐えられます。
まずは下半分を作成。裾に絞りがあるのでクサビ状の切り込みを入れて曲げられるようにしておきます。
下半分を車体に接着したのち、「く」の字型をした垂直方向ガイド(これも残っていた!)を使って天板を所定の位置に接着します。
窓部分は外板と窓枠の2ピース構成で、窓枠は上に向かって傾斜がつくので三角片を外板の裏側に貼っておきます。これを外板、窓枠の順に車体に組み付けます。
ビミョーに表情が違うものの何とか2両の顔が揃いました。
オデコは屋根板の端材を利用し、あらあら削ったのちに車体と合体しさらに整形。ヘッドライトケースは確かKSのパーツのはずでφ3砲弾型電球色LEDを仕込んであります。とりあえず1両分できた段階でこれからもう1両分作ります。
ということで残り2週間の悪あがきをしたいと思います。国鉄が続いたので私鉄電車でいきましょう。表題のとおり富士急行の名車モハ3100形です。前回までの製作記は2016年10月12日の投稿が最終のようで実に7年ぶりですが、実は昨年4月にモーター交換をしたのでちょっとだけ顔を出しています。
そのモーター交換、製造中止となったEN22モーターを家中からかき集めるためこの車両も供出対象となり、FK-130SHに換装したというものです。そもそもペーパー製2両編成の片台車駆動に両軸のEN22は贅沢な使い方なのですが、作り始めた当初は製造中止になるなど微塵も思わなかったので何の疑問も持ちませんでした。
まずは再開のご挨拶がわりに下回りをチューニング。上の動力台車ともども自家製集電シューを取り付け、軸受けをグリスアップしました。TR53という客車用のピボット台車を使っていて、しかも動力台車は軸受メタルをφ1.6ドリルでさらった“なんちゃってプレーン軸”改造を施しているので走りが心配です。しかし心配は杞憂に終わりスルスルと快調な走りを示してくれました。
で、下回りは床下機器を含めてかなり出来上がっているので、今回のメインは未完成となっているM'c車の運転室部分の組み立てとなります。鼻筋がビシッと通った70・80系の湘南顔に対し、これを日車ロマンスカー流にアレンジした丸っこい柔和な表情が特徴。左のMc車の時はほとんど現物合わせの一品生産的なことをした記憶があるので、果たして同じ顔がまた作れるのか不安です。
PCのフォルダを探したら昔描いた前面の展開図が残っていました。ラッキー!と出力はしたものの、Mc車を見ると鉛筆のケガキ線しか見えず、結局この型紙は使わなかったらしい・・・ということが分かってきました。ただ、各部の寸法を測ってみるとそうかけ離れたものでもなさそうなので、これをベースにアレンジしながら作ることにしました。
しかし腰板と窓部分のパーツはあるものの、鼻筋の無い半流スタイルの前面カーブを決める天板がありません。円定規を当ててみると60mmと70mmの中間のようで中途半端です。仕方ないのでMc車のカーブを直接写し取って天板を作ることにしました。
ところが、こまごまとした付属パーツなどを詰めた箱の底からこんなものが出てきました。両端に穴が開けてありその間隔を測ると62.5mm。おお!これは前面カーブをケガくための自家製コンパスではないか!
ケガくのも面倒なのでこうやって直接カットします。カッターの刃で穴が拡大してしまいそうですが、軽く1回だけ引いたら2回目からはその溝をガイドにしてフリーハンドでカットしていけばよく、紙製コンパスでも5、6回の使用には十分耐えられます。
まずは下半分を作成。裾に絞りがあるのでクサビ状の切り込みを入れて曲げられるようにしておきます。
下半分を車体に接着したのち、「く」の字型をした垂直方向ガイド(これも残っていた!)を使って天板を所定の位置に接着します。
窓部分は外板と窓枠の2ピース構成で、窓枠は上に向かって傾斜がつくので三角片を外板の裏側に貼っておきます。これを外板、窓枠の順に車体に組み付けます。
ビミョーに表情が違うものの何とか2両の顔が揃いました。
オデコは屋根板の端材を利用し、あらあら削ったのちに車体と合体しさらに整形。ヘッドライトケースは確かKSのパーツのはずでφ3砲弾型電球色LEDを仕込んであります。とりあえず1両分できた段階でこれからもう1両分作ります。