私は昭和29年に高校を卒業した。その時の卒業生の数は400人ほどであった。
その後、学年としての同窓会が結成され、毎年6月の第3土曜日に開催されて100人以上の人間が集まっていた。
会の運営に紆余曲折はあったが、現在は浦和・大宮・川口の各地区が輪番で幹事を務めている。だがここ10年足らずの間、毎年出席者の数が少しずつ減っている。これは幹事の努力不足のせいでもないようである。
今回は私たち川口の当番であるが、出席の返事が届いたのは僅かに25名であった。これほどの減少は寂しい限りである。
また、昨日は6月の第2水曜日で大学のクラス会が池袋で開催されたが、そこに参加したのも18名であった。もちろん他の行事と重なり都合のつかぬ人間もいたが、欠席理由の大方は、病気による体調不良であった。
以前から話題に上がっていたことではあるが、“同窓会の継続は80歳までが限度”との言葉が現実味を帯びてきた。残念ではあるが、男の“健康寿命”といわれる70歳を過ぎると様々な障害が出てくる。