気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

疑似エンジン音

2010-12-01 05:57:53 | Weblog
ハイブリッド車や電気自動車などが普及するのに伴い、優れた静音性により“自動車騒音”の低減に繋がるようになった。だがこの“静音性”のために、歩行者が車の接近に気付き難くなってしまうというマイナス面も生じた。
そこで登場したのが「ハイブリッド車などを走らせる際に、人工音を鳴らすと良いのではないか?」というアイデアだ。警笛やメロディー・チャイムではまずい。やはり自動車の走行を気付かせる音でなければならないであろう。
日本では国交省の指針で、2012年ごろより時速20キロになったら“エンジン車と同程度”の疑似エンジン音を鳴らすよう義務付けるそうである。これに対し、生活道路では車が歩行者に道を譲らなければいけないのが基本であり、歩行者に近づいたらスローダウンして待機するのが当然である。そのような装置の必要はないとの意見もある。しかし現実問題として、とりわけ大きなリスクを背負う視覚障害者等の安全面からも必要であろう。
因みにこの問題については、国際社会でも同様の議論が起こっている。国交省では、日本が決めた規格が世界の共通規格として採用されるよう作戦を練っているようである。