気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

2010-12-22 06:05:18 | Weblog
死亡する日本人の内、3人に1人は癌が原因で亡くなっている。また中年以降の死因は、癌がトップを占めている。
こう見てくると癌は特殊な病気ではなくなっているといえる。最近では患者に対する告知も昔とは大分違ってきているが、それは、医学の進歩により“確実に死ぬ!”から“必ずしも死ぬとは限らない”に変ったからであろう。
しかし、癌と宣告された人間には、「自分はあと何年生きられるだろうか?」との不安が生ずるのは間違いない。私のように70代も半ばになれば、元々それ程の残りを期待もしていないからショックも小さいが、若い人の場合、深刻に受取るのは間違いない。
先日、甥の奥さんが肝臓への転移を告げられたと連絡を受けた。彼女は定期的に病院へ通っていたが、転移が発見された時点で既に手術不可能な状態であるという。“早期発見”が叫ばれているが、現実には病院へ通っていながら見逃される場合も多い。それも運命であろうが・・・。
明日は仏滅故、近い内に彼女の見舞いに行くが、50歳になるかならぬ彼女のことを思うと、掛ける言葉も浮かばない。