気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

領土と軍備

2012-04-14 06:43:31 | Weblog

ロシアとの北方4島の返還問題を始め、中国・韓国との領土問題に関しても、泣き寝入りに近い防戦一方である。
それぞれの国は日本の抗議など馬耳東風で、着々と実効支配を進めている。何の対応策も持ち得ずこうした状態を放置していれば、それらの島は、ますます日本の手の届かぬところへ行ってしまう。
これは、わが日本の政治家の能力云々ばかりでなく、我が国に歴然とした軍隊がないことも影響していると思っている。誤解のないように明確にしておくが、私は再軍備を主張しているわけではない。しかし現実には、“非武装”との日本の理想は理想に終わっているのは事実である。力がないと見くびられればのさばられる。考えてみれば当然のことである。
勧善懲悪の娯楽作品として人気のある「水戸黄門」にしろ「暴れん坊将軍」にしろ、彼等は正義の味方ではあるが、決着をつけるのは説得力ではなく、剣の力:暴力そのものである。たまたま正義が力でも勝っていただけである。古今から一貫して、力のある者が世の中を征してきた。
大変残念ではあるが、このままでは何十年何百年後には、これらの領土は日本のものではなくなってしまうであろう。