気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

フリーズドライ

2012-02-02 07:00:21 | Weblog

近年、核家族の家庭が多くなった影響で、カレーといえば手軽な「レトルトカレー」で済ます場合も多いであろう。

レトルトカレーとは、出来上がったカレーを機密性のある容器に詰め、加圧加熱殺菌する「レトルト技術」により作られたもので、最初に売り出した大塚食品の「ボンカレー」が人気を博し、現在も多くの調理済みカレーはレトルト製品である。

そうした中で、『お湯を注いで10秒! 本格的なカレーが食べられます!!』をキャッチコピーにしたカレーに人気が向いているようである。“あらかじめ調理や加熱処理をした食品や食品原料等の水分を含んだものを、マイナス30℃程で急速凍結し、さらに減圧して真空状態で水分を昇華させて乾燥する”「フリーズドライ製法」により生まれたカレーである。

この製法は加熱しないため、ビタミンなどの栄養成分や風味の変化が少ないのが特徴の1つとされている。実際に食べて、『レトルトのカレーとは一味違う。このカレーを知ったら、もうレトルト製品には戻れない』と言う人もいる。

この技術は、1970年代から考古学にも応用され、発掘された木片等の保存に利用されているという。そのまま乾燥させると1/3位に縮んでしまうが、この技術を用いれば、現状のままで保存が可能だという。カレーが旨いというのも頷ける。