民主党の衆議院議員16人が会派離脱届を出したこと知ったとき、“民主党はもう政党の体をなしていない政党崩壊だ!”と思った。『政党崩壊』――我ながら適切な表現だと自賛していたのだが・・・。
その後、自民党の谷垣総裁が、「院内会派の維持すら難しくなっている。こういう今の政権に、日本のかじ取りを任せておくわけにはいかない。政党崩壊の序曲が始まった」と述べた。
何時になっても党内が2分3分され1つに纏まれないばかりか、遂に“会派離脱届”問題が持ち上がる状態を見れば、誰の頭にも自然に浮かぶ言葉であった。自己の政治生命を最優先させて入党した政党、思惑が外れ利害が対立すれば、当然のように『政党崩壊』は起こるのであろう。税金から政党への320億近い政党交付金、本当に勿体ない!
考えてみれば最近の政治は『政党崩壊』の歴史であったともいえる。それに関する著書も出版されていた。
政党崩壊:“永田町の失われた十年 ”(伊藤惇夫)
政党崩壊! :“二〇一〇年体制を生き延びる条件 ”(筆坂秀世)