気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

「ハンムラビ法典」

2007-09-27 06:49:40 | Weblog
「ハンムラビ法典」――“目には目”・“歯には歯”で有名なあれだ。
紀元前1770年ごろバビロニアのハンムラビ王がつくったとされ、“完全な形で残っているものとしては”世界最古の法典だといわれている。
ところで、この「ハンムラビ法典」、一般には報復を認め、人によってはそれを勧めている法令と勘違いしている人がいるようであるが、そうした解釈はその真の意図を理解していないといえそうだ。
この法典の意味を理解するには、罪を犯した人に対しては、過剰な報復が当たり前であった当時の時代背景を知っておく必要があるだろう。
そうした世の中の風潮に対し、“目には目まで”、“歯には歯まで”に止め、過剰な報復を禁じることを目的としたのがこの法令だったようだ。
この法典は、報復合戦の拡大を防ぎ、復讐の連鎖を断ち切るために定められたものなのだそうだ。