気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

「渋沢栄一」と「拾万円札」

2007-09-04 05:55:16 | Weblog
拾万円札を発行し、その肖像に渋沢栄一を採用してもらおうという活動が、出身地の埼玉県深谷市で広がっているそうだ。市民らは、「道徳と経済の両立を説いた渋沢こそ今の日本に求められる人物である」と、夢の実現に向けて意気込んでいる様子を読売新聞が報じていた。
渋沢栄一は、明治~昭和期にかけて活躍し、「日本資本主義の父」と呼ばれている実業家だ。日本初の銀行「第一国立銀行」を創立し、大蔵省退官後には、500以上の企業設立に携わったそうだ。一方で、論語の精神を重んじた「道徳経済合一説」を提唱し、福祉や教育の充実にも力を注いだという。
紙幣発行活動の中心を担うのは、地元商工業者らで、2003年にコンピューターグラフィックス(CG)デザインの「拾万円札」の「見本」1万3000枚を作ってPRしていたそうだ。
完成品を市内のイベントなどで配布すると、「商売の神様を店に飾れば開運になる」と評判になり約4年で“完売”したという。9月には増刷した1万枚ができあがる予定だそうだ。