好きな仕事とはいえ、忙しさのピークの連続はストレスが溜まります。退勤あとで小岩の鶴の湯に行き、露天風呂で癒されるつもりでしたが生憎水曜定休日。このままじゃ引き下がれませんよね。
地蔵湯は小岩駅から歩いて1分。以前から存在は知っていたのですが、こういう機会を逃してはならじ!と、突入しました。
番台には60代とおぼしき女将さん。460円の湯銭を払い脱衣所へ。
お、天井の柄の様子や作りは吉祥寺の弁天湯を思わせます。オロナミンCのイラストが入った大鏡や、昔の作りながら現役の火災報知器、壁には映画のポスターが数枚貼られており、悪くありません。
全体の作りは古いながらよく磨かれており、よいかんじです。
中へ。天井のまわりもカビはほとんどありません。脱衣所との間のガラスにヌード女性のイラストが入っているのが変わっています。
閉店した谷津の湯にあったタイル絵を思い出しました。
タイル絵は女湯との壁に描かれておりまして、海岸を飛び交うカモメの姿が好ましい。そしてペンキ絵はたぶん中島さん。富士が女湯を跨いで雄大なタッチが絶妙です。しばし鑑賞・・・
そして湯です。これはよいです。たぶん井戸水だと思いますが実に肌触りが柔らかく心地よい。42度くらいで熱すぎない。寝そうになりそうです。癖になるかも。
試して欲しいなあ。
そして湯槽には今時手すりもなく、昔の銭湯の作りが非常に残っております。薬湯や電気風呂なんかもなにもないのが潔い。
とりあえず泡だけは出ていて、立派な金属製の解説プレートが付いておりました。
カランは7(5/5)7。島カランにはシャワーがありません。洗面器は地蔵湯のネーム入りですが、すっかり褪せております。
全体に小綺麗にされているのですが、屋根まわりにビニールシートが被されたままだったり、何となく肝心のところに手が入ってないのが気になりました。ロケーションも湯もいいし、ひと工夫で人気銭湯になる気がするのですが。
とはいえ、また行きたいテルマエです。おすすめですよ。