地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

child soldiersのその後。

2009年07月23日 | sri lanka
マラソン出張中で、今はポロンナルワという何となく大阪弁のような名前の町に泊まっています。
この町には世界遺産の巨大な仏像があることで有名で、まだ行っていないから行きたいのだけど、今晩着いて明日6時出発なので無理

昨日はトリンコマレーの国内避難民キャンプへ。

ワウニヤやジャフナと一緒で、相変わらず悲惨な気分になった。

会う人会う人、みんな家族の誰かを探している。
家族の行方がわからないって、これより苦しいことってあるのかな?

キャンプの中には、元々教育局のトップだった人も居て、「じゃあその人に教育向上のお手伝いしてもらったら・・・」と思ったのだけど、「彼は戦闘で奥さんも子どももみんな亡くしたから、まったく何もする気がない。教育の話はしないでくれと言われる」とのこと。

唯一希望をくれるのは、子どもたち。
元気に走り回っている。
終業のベルがなったら、サリー姿の私の周りにみんな集まってきて、にこにこ笑ってきた。

学校に来ていない子どもの中には、元子ども兵だった女の子たち二人がいて、髪の毛が短くて、すぐに元兵士とわかるから、なかなか外に出てこない。
学校ももう2-3年は通っていないから、今さら年下の子たちと同じクラスで勉強する気がない。
元子ども兵たちは、もうすぐしたら違う場所に移されると軍隊に言われていたけれど、結婚すれば行かなくていいから、つい最近二人ともキャンプの中で誰かと結婚したらしい。

16歳と、17歳。

私の半分の年。

14歳くらいで連れ去られ、兵士になり、きっと恐ろしい経験をしてきて、戦争が終わっても、学校には戻れなくて、国内避難民キャンプの中で結婚。

彼女たちはこれから、何を希望に生きていけばいいんだろう。

なんでこんな道を歩まないといけないんだろう。

何の罪もない子たちなのに。

最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。