地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

ALSアイス・バケット・チャレンジに思うこと。

2014年08月27日 | development

最近もんのすごい風邪を引き、高熱と喉の痛みにうなされ、

やっと復活してきました。

あーしんどかった。

季節の変わり目、みなさんもお気をつけ下さい!

 

で、ちょっと前に、私もやりました。氷水バケツ。ちゃんと募金も。

でもこのサイトで動画アップロードをする術を知らないので、

知っている人は教えてください。。。

 

で、この爆発的なチャリティ、最近は「賛否両論」とか何とかいう人が増えているようなのですが・・・

私としては、???と思うことばかり。

 

「他にも難病や、支援を必要としている人がいる」?

当たり前です、そんなの。

私だって、もっと自分が関わっている分野の、ガザとか、シリアとか、中央アフリカとか、南スーダンにお金寄付してもらいたいです。今にも死にそうな人の人数なんて比じゃない。

広島土砂災害にだって即募金するべきです。(あっ、早くしなくちゃ。。。)

エボラだって、マラリアだって、HIV/AIDSだって、他にも数えきれないくらいいろいろあります。

だけどどんな命も尊いのであり、原因不明の病気は解明されるべきであり、今まで陽の当たらなかったALSに、これだけの勢いがついて、多くのお金が集まるのはいいことに違いないし、

このALSへの募金が増えたからって、じゃあ他のところにいく募金額が減るってこともないでしょう。

逆に他の難病への募金だって増えているかも知れません。

大体、そういうことを言う人に限って、どこにも募金していなかったりするのでは?

ALS ice buckets challenge に参加しているセレブたちだってみーんな自分のチャリティ団体も作って支援している上で、

今まで陽の当たらなかったALSを支援しているんじゃないですか。

ブームをわざと盛り上げてるんじゃないですか。

これが一番好き→ Matt Damon Ice Bucket Challenge  I love this guy !

 

「ボランティアは頼まれてやるものじゃない」?

じゃあ他にどんな方法だったら、ALSに対してこんなに支援しようとする人が増えたのでしょう?

著名人か誰かがALSで亡くなったら、もしくは映画など作られれば、これだけの額のお金が集まったでしょうか?

徳洲会の徳田虎雄氏が ALS患者だったと知られたところで、間違いなく寄付は集まらないでしょう。

支援するのが嫌なら、「やらない」と断れば良い。

もしくはパフォーマンスが嫌なら、氷水バケツを受けないで、募金だけすればいい。

実際私がお願いした中で、スケジュール的に無理、と言われた人もいます。

お祭りムードでだって、一過性だって、数少ない機会にスポットライトが当たっただけで万々歳、と思うのです。

芸能人のパフォーマンス?芸能人というのはそういうものでしょ?

要はそのときにちゃんと重要性を理解して、行動すること、募金することが大事だと思うのです。

なにもしないで批判だけ言うのが一番イケテない。

 

それにしても、このシステム、何てうまくできてるんでしょ!

身近に手に入るものでできるし、氷水かぶるってインパクトあってついつい見ちゃうし、動画だからオリジナリティも出せる。飽きてても見ちゃう。

そしてSNSってすごい。

簡単に参加できちゃう。

我々援助業界みんな、参考にしなければなりません。

私が支援してきた「アゲンスト・マラリア」なんて、プールや海に行かなきゃいけないし、水着に着替えなきゃいけないし、泳がなきゃいけないし… おまけに私、昔10kmなんて過酷な目標立てて、マジで泳いだから!

同じ募金活動なのに、すごい努力の差!笑

 

確かに事故は困るけど。