地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

注文の多い援助ワーカー

2014年02月10日 | philippines
明日の会議に、
教育省のナンバー2が出てくることになった。
ラッキー、話早いねと思っていたら、
フィリピン人の同僚が、
Be careful, be carefulと忠告してくる。
ん?なんで?
とにかく難しい人みたい。
やたら権威を振りかざす人で、
きっと怒られるよ、と言われた。
あったことのない人に?
「○○にもついてきてもらった方が良いよ」
ということで、年輩で背が2m近いキリンみたいな同僚も一緒に行くことに。

へー。
そう来るか。
しかしこういうときにビビらないのが私。

でも心してかからないといけないと思い…

仕事帰りにショッピング・モールへ。
だってイロイロ町行くだけだと思ってたから、
ジャケット持ってきてない。
甘くみられないように、
パリッとジャケット着こなそうかと。
私もおばはんの領域に入ってきましたが、
この国のトップのお偉いさんには会ったことがないし、
性別や年齢で対応に差をつける人もいるかと知れない。
小娘だとなめられないようにするには、
まずは身なりからだ。

前に、ボスに言われたことがある。
「井本さんは、一番最初のミーティングである程度勝負するタイプでしょ」と。
ははは。
そかな。
能力の高い人ほど、
一発で信頼を勝ち取らなきゃいけないときあるから。

だからと言って、服装でどれだけ差が出るのかわからないけど。
私は、特に女性の場合、
人に寄っては、
だいぶ第一印象のジャッジメントが違ってくると思うんだけど。
男性目線はよくわからないけど。

前置きが長くなったけど、
仕事帰りにホテルの近くのバカでかいモール、Greenbeltへ。
ここはすごい。
店舗数が半端ない。
ジャングルさながら。
数回でもう大体の位置がわかってしまったけど。笑

シャープで真面目に見えるジャケットを物色。
もう夜8時を過ぎているので、
足早に目当ての店を歩く。

まずMANGO。
カジュアルでキュートでポップで大好き。
でも軽すぎる。
ジャケットはちょっとロックな感じで好きじゃない。

Promod! ここも大好き。
…でも甘過ぎる。花柄プリント多い。
そもそもジャケットなんてなかった。

Miss Selfridges.
甘い。若い。
これでは小娘に見られる。

バナリパ!
ここになければ無理でしょ。
何となく良さげなのがあった。
でも高すぎる。
私は本来はエマージェンシーのひとで、
タクロバンでは援助団体のロゴ入りTシャツばかりに囲まれてる環境だから、
今、即席の会議に100ドル以上をジャケットにつぎ込むつもりはない。

やっぱり…
私のワードローブの王道の…
ZARA。
折角マニラに居るのに芸がないけど、
まあ非常時だし。
実家にいっぱい眠ってる黒じゃなくて、
たまには白とかグレーも良いかも。
でも、良いのはあっても、サイズがない。
肩幅があって、ウェストは普通な私の体にピッタリのMサイズがなかなかない。
やっぱり黒か…
と片っ端から羽織ってる間に、
ガラガラガラ…(シャッター音)

え。

パチパチと電気も消えていく。

チーン。。。
時間切れ。

明日、ジャケットなし…。

さて、どうなることやら。
どう転んでも、
多分服装のせいではない。