地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

20年間で4回目の五輪へ

2012年04月05日 | japan

今日は会場へ行けないけれど、33歳の稲田法ちゃんが100背に出ます。

1992年のバルセロナ五輪に中2で出て以来、

シドニー、アテネを経て、

アメリカ留学中にまた泳ぎだした彼女。

最初はマスターズの試合に出るからちょっと泳ぎ出しただけだった。

楽しんで泳いでいるから、全然気負いがない。

昨日、準決勝自己ベストだった。

派遣標準に迫るタイムで、3位通過。

ガッツポーズ出てた。

法子とはまだちゃんと話していないけど、

いっぱい話を聞いてみたい。

録画でどきどきして観たいから、

私に結果を知らせないでね。


感動と、残酷と。

2012年04月05日 | japan

4年に一度の競泳オリンピック選考会。

久しぶりの辰巳のプールは、

みんなの、ほんとうに、ほんとうに行きたい気持ちと、緊張が詰まった、

ものすごく張り詰めた空気。

忘れていた感覚を思い出した。

プールサイド前の最前列の席から見ていると、

選手たちのどきどきが伝わってくる。

 

昨日は表彰式のプレゼンター。

全レース後のプールの端っこで、

3位以内の選手たちの隣にスーツ着て立って、

本当は晴れやかな場所のはずなのに、

実はとても酷な場所。

1,2位で代表に決まった選手たちがいる中、後ろにもう一人、一緒に居なくちゃいけない残酷。

私もひとり号泣してたことあった。

 

4年前、大学の後輩の立石諒くんは、2分10秒という五輪でも表彰台に上れそうな素晴らしいタイムで泳ぎながら、

0.1秒差で3位に敗れた。

ミックスゾーンにいた私に、「すみません」と言ってきた。

そして紆余曲折を経て掴んだ五輪代表切符に、感涙。

すばらしい。

よくがんばった。

 

昨晩、200m自由形、リレーで代表権は得たけれど個人での派遣標準が切れなかった上田春佳ちゃん、伊藤華英ちゃんたちも残念なんだけれど、

100m平泳ぎ、大ベストを出しながら100分の2秒で3番になっちゃった川辺芙美子ちゃん。

イトマンの後輩で、中学校の頃からすごく強くて、今年28歳。

ずっとずっとオリンピックに行きたくて、

それだけの気持ちで、

長いキャリアで一番の素晴らしい泳ぎを見せた。

正直、今の彼女が1分7秒で泳ぐとは思っていなかった。

100分の2秒差。

表彰前、彼女と目が合って、そっちに行ってぎゅっと抱きしめた。

「よく頑張ったね」

また涙が出ちゃう私。

泣きたいのは私じゃないのにね。

そうしたら、彼女に、逆に励まされてしまった。

「200がありますから」

 

古賀淳也くんには、かける言葉も見つからないから、顔も合わせられなかった。

今度会ったら言う言葉を今から探しておこう。