地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

キリノッチ

2008年09月28日 | sri lanka

アメリカの金融破綻で世界中が大騒ぎになっている中、

北部キリノッチは大変なことになっている。

国軍による攻撃はどんどん北上し、

LTTEは20万人の国内避難民とともにスリランカ北端の東側に追い詰められている。

南と西から攻められているから、逃げ道がない。

トラップ状態。

 

国連はキリノッチから撤退しているから、中の様子があまりよく掴めない。

週末は国連の中で一番最後までキリノッチに残っていて、ようやく出てきた同僚と過ごした。

砲弾の音がどんどん迫ってくる中で、10日間くらい全然眠れなかったと言っていた。

撤退の日、現地の多くの人が「DON'T LEAVE US」(見捨てないで)と書かれた紙を持ってオフィス前に居座ったと言っていた。

外国人が撤退したあとに何が起こるのか、みんなわかっている。

どんな気持ちで去ったのだろう。

 

今、20万人の市民はどんな気持ちで毎晩砲弾の中で生きているのだろう?

市民がいるその場所に、国軍はどうやって攻め入るのだろう?

最悪の事態を招くのかも知れない。

 

今やスリランカは完全に忘れられているというか、見限られているか、

とにかく、

これから1~2ヶ月くらいの間にすごい動きがあるのは確かで、

こういう状況にいるのは

すごく辛いです。

 

明日からまた出張だよーん

戦争とは全然関係ないところです