地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

タクシーでの会話

2007年02月21日 | sierra leone

仕事ではランドクルーザーで町をクルージングしている私ですが、

仕事以外ではたまにタクシーを使います。

これがなかなか楽しいの。

シエラレオネ人に近づくひととき。

 

タクシーと行っても、すでに人を乗せている、どうしてまだ動いているのか不思議なくらいのオンボロ車ばかり

止まってくれたら行き先を叫んで、その方面に行くタクシーと値段交渉し、成功するとぎゅうぎゅうの汚い座席に乗せてもらう。

行き先が違う方向だったり、私の値段に魅力がないと、何も言わずに無残にも走り去ります。

(たまにこの交渉に意地になって、行かれてしまう。30円くらいの差なのに)

 

オンボロタクシーに一度乗ると、楽しい旅の始まり。

運転手と話したり、違う乗客と話したりして結構楽しめる。

助手席で私が電話していると、「そっちの手で携帯電話持ってたら、窓が開いているから外から取り上げられるぞ。反対の手で話せ」とアドヴァイスをくれたり、

運転手が途中で止まって用を足したり(この間なんてイスラム教の服をまくりあげてしゃがんでいました)、

渋滞のときは道端で売っているパンを買って運転しながら食べてたり。

先日は、インド料理で出てくる“パパドム”みたいなものを運転手が買って食べてたから、ちょっと欲しくなって、

「ちょっとちょーだい」って言って一緒にパリパリ食べました

一かけらだけで良かったのに、「Take it」(もっと食べろ)って

私「もう要らない」

運転手「Take it!」

私「ほんとにもう要らない。ありがと」

 

別の日のタクシーでの会話。

途中で女性が乗ってきて、ずっとついていた車内のライトを消せという。(なぜ車内のライトがついていたかという疑問は、ここではスルーしてください)

女「私の姿を人に見られたくないの。消してよ」

運ちゃん「ってことはお前は浮気をしているんだな」

女「してないわよ」

運ちゃん「じゃあ何で消せと言うんだ」

女「いいじゃないの。消しなさいよ」(渋々ライトを消す運ちゃん)

 

女性が目的地で下りた後・・・

運ちゃん「あの女は絶対に浮気をしているんだ。乗ってきた直後に『今から行くから』って電話で言っていただろう。あれは浮気相手だ」

私「・・・。」

運ちゃん「しかしあんたみたいなホワイトレディは一生に一人だろう」

私「(そういうことにしておこう)そうね。この国は違うの?」

運ちゃん「ハーッ!(とあきれた顔で)少なくとも3、4人と同時に浮気しているね」

私「・・・。着きました。止まって下さい」

運ちゃん「名前は何て言うんだ。友達になりたいんだ。明日もピックアップしてやる」

私「要らない。明日は車あるもん」

 

・・・ね、いろんなこと知れるでしょ。どうでもいいことまで・・・ 

シエラレオネ人が何を考えているのかを知る貴重なひとときです