秋晴れの文化の日。暦ははや11月です。1日には「大阪市廃止・特別区設置住民投票」が行われました。反対多数の結果に安堵。日本・大阪維新の会が一丁目一番地とこの10年固執した「大阪都構想騒ぎ」に一定の終止符が打たれました。
すべての政策にはさまざまな意見や考え方があります。が、ひとつの自治体を、しかも政令指定都市という大都市をなくしてしまうという選択を、YESかNOかで市民に迫る政治には、相当の違和感と反発がありました。
賛成すれば、まるで大阪が「都」になるかのような発信。住民にアンケート調査(これには周知する、市民が主体的にかかわるという効果がある)や意見募集、公聴会などが行われた記憶もありません。
多くの市民が印象、雰囲気、感情で判断せざるをえない状況であるのに、法的拘束力がある、しかも後戻りできない住民投票というのですから、賛成反対以前に一種の恐怖を感じました。
バブル期の行き過ぎた投資を二重行政と呼ぶ手法。国政選挙の選挙区に対立候補を立てると言わんばかりに公明党の協力を得たという報道、交わされた協定の暴露など、日々不信と不快感が募るばかりでした。
住民サービスは「近いのがよい」(near is best)と特別区に分割するというのならば、島本町が島本町として住民に近い存在であるのが望ましいということになるはずですが、橋下徹氏の時代から島本町は一方的に合併、合併といわれてきたのです。
壊すことでの前進は、行政の仕事としても政治的な判断としても、おおよそ改革とは呼べないものです。が、ここはノーサイド、分断の溝を埋めることが重要です。
さて、島本町議会は令和元年度の決算を賛成少数で不認定としました。先の記事でお知らせしたように庁舎問題を理由にわたしも反対しましたが、事業評価としては評価する点が実は多くありました。
令和元年度、とだ*やすこが所属している総務建設水道総務委員会の所管分では、第5次総合計画、地域防災計画、災害廃棄物処理計画骨子案、一般廃棄物処理計画、空き家等対策計画などの策定が行われました。
第5次総合計画については、策定プロセスで公募委員を交えて活発な議論が展開され、そこには課題もありましたが、山田町長のもと住民参画が進められていることは紛れもない事実として評価に値するものです。
公募型公益活動支援事業補助金制度の創設、保育所のマネジメント体制を強化した副所長の人事配置、会計年度任用職員の制度設計とその過程における協議の姿勢、感染症対策としての時差出勤の導入。農地アンケートの実施。
大山崎町との広域連携によるフォレストサポーター養成、JR島本駅西まちづくり委員会の設置、消費者啓発講座の新たな試み、生物多様性保全・創出ガイドラインの策定なども評価するものです。
特に春の統一地方選挙(府議)、突然の府知事選、夏の参議院選挙を限られた人数での執行、高槻市への譲渡(広域行政)に向けての衛生化学処理場の解体撤去工事完了への尽力を評価、感謝します。
委員会質疑では、男女共同参画と防災にかかわることに多くの時間を費やしました。これからも、平時からの備え、意思決定の過程に女性の参画を!と訴えていきます。
※『いまここ*島本』38号(作成中)をご覧ください
画像
大阪市廃止に反対の投票を訴え
ののうえ愛府議会議員(立憲)と
街宣車で市内をアナウンス(10月25日)
道行く人びとから応援をもらい
あべのキューズモール前で
辻元清美衆議院議員(立憲)や
北摂の女性市議のみなさんと合流
ここで離脱してひとりハルカスへ
路面電車が走る雰囲気が香港に似て
遠く旅に出た気分で島本に戻りました
すべての政策にはさまざまな意見や考え方があります。が、ひとつの自治体を、しかも政令指定都市という大都市をなくしてしまうという選択を、YESかNOかで市民に迫る政治には、相当の違和感と反発がありました。
賛成すれば、まるで大阪が「都」になるかのような発信。住民にアンケート調査(これには周知する、市民が主体的にかかわるという効果がある)や意見募集、公聴会などが行われた記憶もありません。
多くの市民が印象、雰囲気、感情で判断せざるをえない状況であるのに、法的拘束力がある、しかも後戻りできない住民投票というのですから、賛成反対以前に一種の恐怖を感じました。
バブル期の行き過ぎた投資を二重行政と呼ぶ手法。国政選挙の選挙区に対立候補を立てると言わんばかりに公明党の協力を得たという報道、交わされた協定の暴露など、日々不信と不快感が募るばかりでした。
住民サービスは「近いのがよい」(near is best)と特別区に分割するというのならば、島本町が島本町として住民に近い存在であるのが望ましいということになるはずですが、橋下徹氏の時代から島本町は一方的に合併、合併といわれてきたのです。
壊すことでの前進は、行政の仕事としても政治的な判断としても、おおよそ改革とは呼べないものです。が、ここはノーサイド、分断の溝を埋めることが重要です。
さて、島本町議会は令和元年度の決算を賛成少数で不認定としました。先の記事でお知らせしたように庁舎問題を理由にわたしも反対しましたが、事業評価としては評価する点が実は多くありました。
令和元年度、とだ*やすこが所属している総務建設水道総務委員会の所管分では、第5次総合計画、地域防災計画、災害廃棄物処理計画骨子案、一般廃棄物処理計画、空き家等対策計画などの策定が行われました。
第5次総合計画については、策定プロセスで公募委員を交えて活発な議論が展開され、そこには課題もありましたが、山田町長のもと住民参画が進められていることは紛れもない事実として評価に値するものです。
公募型公益活動支援事業補助金制度の創設、保育所のマネジメント体制を強化した副所長の人事配置、会計年度任用職員の制度設計とその過程における協議の姿勢、感染症対策としての時差出勤の導入。農地アンケートの実施。
大山崎町との広域連携によるフォレストサポーター養成、JR島本駅西まちづくり委員会の設置、消費者啓発講座の新たな試み、生物多様性保全・創出ガイドラインの策定なども評価するものです。
特に春の統一地方選挙(府議)、突然の府知事選、夏の参議院選挙を限られた人数での執行、高槻市への譲渡(広域行政)に向けての衛生化学処理場の解体撤去工事完了への尽力を評価、感謝します。
委員会質疑では、男女共同参画と防災にかかわることに多くの時間を費やしました。これからも、平時からの備え、意思決定の過程に女性の参画を!と訴えていきます。
※『いまここ*島本』38号(作成中)をご覧ください
画像
大阪市廃止に反対の投票を訴え
ののうえ愛府議会議員(立憲)と
街宣車で市内をアナウンス(10月25日)
道行く人びとから応援をもらい
あべのキューズモール前で
辻元清美衆議院議員(立憲)や
北摂の女性市議のみなさんと合流
ここで離脱してひとりハルカスへ
路面電車が走る雰囲気が香港に似て
遠く旅に出た気分で島本に戻りました