平成30年2018年12月、とだ*やすこの一般質問です。※抜粋、要約、編集しています。答弁内容を含めて文責は戸田にあります。
保育基盤整備加速化方針の検証
~第4保育所の子どもたちの安全な転園先~
この度、山田紘平町長の名のもと出された、島本町保育緊急事態宣言について、その誠実さは評価、支持するものです。また、子育て支援課におかれましては、通常業務に忙殺されるなか、保育基盤整備加速化方針を示しました。
唐突に示されたにも関わらず、子ども・子育て会議、総合教育会議等において、子ども、保護者の思いを代弁し、現場で働く人々の立場にたった的確な発言が多くありました。
若い世代の町政への誠意ある参画が進みつつあると実感、ここに島本町の希望をみることができます。
しかしながら、同方針を今後具体的に進めていくにあたっては、見逃せない数多くの懸念があります。
第4保育所の機能をそのまま担保することがないまま、第4保育所の保護者に厳しい選択を迫ること。保育の連続性、安定性を保つ責務は町にあります。
第4保育所の転園については、決まったことへの理解を求めるのではなく、保護者の訴え、要望、提案をもとに、子どもにとって最善の策をみいだしていただきたい。
「転園」ではなく0~5歳児すべての「移動先」を求めるのが保護者の願い、総意といえるでしょう。けれども、同方針の内容に沿い、主な転園先と示されているふれあいセンターでの保育の安全性について検証しておく必要性があり、次のように問いました。
ふれあいセンターにおける保育の防災・防犯・事故に対する危機管理について
①方針に示された3~5歳児の転園人数に対して、法的には、どれだけの広さが必要になりますか。どの部屋の改修をどのように見込まれているか、具体的にお示しください。
島本町保育基盤整備加速化方針に示した3歳児36人、4歳児44人、5歳児44人、合計124人を受け入れるとした場合、約250㎡の広さを必要とするとともに、その他職員の事務室など諸室を確保する予定。
利用する諸室につきまして、具体的には、3階の女性交流室、生涯学習課事務室及びその隣の現ボランティア情報センター、コミュニティルーム、4階の展示コーナー、多目的室の計6室。
既存の設備・施設を可能な限り活かしながら、カーペットや児童個人ごとの棚の設置などを行い保育スペースとして活用していく計画で進めてていく。
②2階、3階での保育を伏してお願いしたい。具体的には、トイレのある機能回復訓練室、軽体育室を活用、廊下も含め、落ち着いてまとまった空間確保に総力をあげていただきたい。
ふれあいセンターについては、高齢者、保健、生涯学習、貸館などの機能をあわせ持つ複合施設として設置された背景から、子育てにかかわらず、多くの住民の皆様にご利用いただいている。
そのため、現在、第四保育所に入所されておられる、次年度3歳以上となる全児童数の受入れが可能であることを満たしつつ、最小限のスペースでの諸室の確保を念頭において計画した。
いくつかのスペースに分散してしまうことが課題。保育所長等現場職員と連携し、保育が円滑に進むよう、また、児童、保護者にご不便等ないよう十分に調整を図ってまいりたい。
③不特定多数の人が行き交う公共施設。セキュリティを強化、最優先させる発想が必要です。・各室の施錠・警備員の配置・保育を補完する補助員の配置、この3点を求めます。見解を。
優先事項であり、各室の施錠は当然のこととして、人的に対応を強化する予定。具体な手法については、保育士等職員の配置によるものなのか、警備員等専門業者によるものなのか、現時点で検討を進めているところ。
不特定多数の往来を前提とする施設であるため、充分な体制をとる必要があると認識している。
④吹き抜けからの転落防止については、たとえば防火シャッターの稼働を妨げないアクリルの壁を設置するなど、技術的に可能な対策を総務債権管理課と丁寧に協議して検討していただきたい。
吹き抜けからの転落防止については、ふれあいセンターを転園先として想定する中で当初から懸案事項として位置づけている。
センター所管課である総務・債権管理課と協議し、転落事故等が発生しないよう防火シャッターを常時、必要な位置にまでおろしておくことを予定している。
※意見交換を重ねるうちにアクリル壁は恐らく費用が膨大、得策ではないと複数の意見を得ました。むしろ徹底的な人員配置で(地域雇用、地域住民の見守り)安全対策を強化した方がよいと考えています。
※実際に防火シャッターを下ろす作業をして、消防本部職員も含めて関係者が現場確認を行うよう求め、同席させてほしいと申入れていました。明日23日休館日、業者立会いのもと実証的に防火シャッターを下ろす作業が行われます。
⑤保育計画をどう考えているのか。大切なのは、子どもの育ちに寄り添った保育計画。ここがまったく示されていません。行事も含めた年間保育計画、園外保育の充実に必要な人的支援など、希望のある答弁をお聴きしたい。
ふれあいセンターは、もとより保育施設ではなく、震災対策として一時的に転園していただく選択肢としてお願いしている。通常保育における年間計画など相当、内容を見直し、置かれている現状に即したものに改めなければならないと考えている。
れを実効性のあるものとするため人的な配置は欠かすことができないと考えるが、現時点では保育所長等現場職員と緊密に協議を進めているところ。
※わたくしごとになりますが、わたしの家族は1990年代、過密都市香港で暮らし、母子でビルの一室のプレスクールで遊び、息子は園庭のない幼稚園に通っていました。
過密保育の問題を目の当たりにした反面、素晴らしい先生に恵まれ今でも感謝しています。園外保育(主に公園)が行われる際には、常に保護者が付き添いました。←すなわち保育園の園外保育には、さらなる人的配置、新たな雇用が必須!
⑥給食配送について、どこから、どのように、どれくらいの経費をかけて行う予定か。アレルギー対策などにどう対応するのか。説明を。
現在もいくつかの可能性を探っているところ。中学校給食と同様な手法とした場合、他園または給食業者において調理し、配送業者により保温食缶と食器を運び入れ、食事後は、食器をそのまま返却することを検討している。
全ての転園児童の喫食数まで対応ができるか等、さらに課題を洗い出す必要があり、アレルギー対応や予算編成を含め引き続き検討を進めていく。
すなわち未だ検討中の課題が多いということになります。未耐震の第4保育所からの転園の目的は、子どもたちを災害から守る安全対策であり、災害、事故、犯罪防止に最大限の対策がなされなければなりません。
貸室の転用、施設改修と人的配置への予算措置につき最大限の措置を求めていく必要があります。障害児保育、アレルギー対策にも対策が要る。
適切かつ十分以上の保育士配置なくしてこの計画を進めるべきではありません。ここに至ってなお保育士の配置基準を国レベルに下げることに固執している会派、議員もありますが、とんでもないことです。
そもそも2階は本来、福祉の領域、機能回復訓練室が貸室となったのは比較的最近のことでもあり、緊急事態宣言のもと、安全な保育環境にむけて総力をもって取り組むという姿勢がなければなりたたないとわたしは思います。
第4保育所の子どもと保護者の日常生活を激変させるこの緊急事態においては、子どもの権利と安全を最優先する姿勢で最善の策を選択していただきたい。
君子は豹変する(状況に応じて臨機応変、自らの否を認めて固執せずという肯定的な意味)。今の方針に過度に固執することなく、保護者説明会では傾聴の姿勢で望んでいただきたい、と求めました。
保育基盤整備加速化方針の検証
~第4保育所の子どもたちの安全な転園先~
この度、山田紘平町長の名のもと出された、島本町保育緊急事態宣言について、その誠実さは評価、支持するものです。また、子育て支援課におかれましては、通常業務に忙殺されるなか、保育基盤整備加速化方針を示しました。
唐突に示されたにも関わらず、子ども・子育て会議、総合教育会議等において、子ども、保護者の思いを代弁し、現場で働く人々の立場にたった的確な発言が多くありました。
若い世代の町政への誠意ある参画が進みつつあると実感、ここに島本町の希望をみることができます。
しかしながら、同方針を今後具体的に進めていくにあたっては、見逃せない数多くの懸念があります。
第4保育所の機能をそのまま担保することがないまま、第4保育所の保護者に厳しい選択を迫ること。保育の連続性、安定性を保つ責務は町にあります。
第4保育所の転園については、決まったことへの理解を求めるのではなく、保護者の訴え、要望、提案をもとに、子どもにとって最善の策をみいだしていただきたい。
「転園」ではなく0~5歳児すべての「移動先」を求めるのが保護者の願い、総意といえるでしょう。けれども、同方針の内容に沿い、主な転園先と示されているふれあいセンターでの保育の安全性について検証しておく必要性があり、次のように問いました。
ふれあいセンターにおける保育の防災・防犯・事故に対する危機管理について
①方針に示された3~5歳児の転園人数に対して、法的には、どれだけの広さが必要になりますか。どの部屋の改修をどのように見込まれているか、具体的にお示しください。
島本町保育基盤整備加速化方針に示した3歳児36人、4歳児44人、5歳児44人、合計124人を受け入れるとした場合、約250㎡の広さを必要とするとともに、その他職員の事務室など諸室を確保する予定。
利用する諸室につきまして、具体的には、3階の女性交流室、生涯学習課事務室及びその隣の現ボランティア情報センター、コミュニティルーム、4階の展示コーナー、多目的室の計6室。
既存の設備・施設を可能な限り活かしながら、カーペットや児童個人ごとの棚の設置などを行い保育スペースとして活用していく計画で進めてていく。
②2階、3階での保育を伏してお願いしたい。具体的には、トイレのある機能回復訓練室、軽体育室を活用、廊下も含め、落ち着いてまとまった空間確保に総力をあげていただきたい。
ふれあいセンターについては、高齢者、保健、生涯学習、貸館などの機能をあわせ持つ複合施設として設置された背景から、子育てにかかわらず、多くの住民の皆様にご利用いただいている。
そのため、現在、第四保育所に入所されておられる、次年度3歳以上となる全児童数の受入れが可能であることを満たしつつ、最小限のスペースでの諸室の確保を念頭において計画した。
いくつかのスペースに分散してしまうことが課題。保育所長等現場職員と連携し、保育が円滑に進むよう、また、児童、保護者にご不便等ないよう十分に調整を図ってまいりたい。
③不特定多数の人が行き交う公共施設。セキュリティを強化、最優先させる発想が必要です。・各室の施錠・警備員の配置・保育を補完する補助員の配置、この3点を求めます。見解を。
優先事項であり、各室の施錠は当然のこととして、人的に対応を強化する予定。具体な手法については、保育士等職員の配置によるものなのか、警備員等専門業者によるものなのか、現時点で検討を進めているところ。
不特定多数の往来を前提とする施設であるため、充分な体制をとる必要があると認識している。
④吹き抜けからの転落防止については、たとえば防火シャッターの稼働を妨げないアクリルの壁を設置するなど、技術的に可能な対策を総務債権管理課と丁寧に協議して検討していただきたい。
吹き抜けからの転落防止については、ふれあいセンターを転園先として想定する中で当初から懸案事項として位置づけている。
センター所管課である総務・債権管理課と協議し、転落事故等が発生しないよう防火シャッターを常時、必要な位置にまでおろしておくことを予定している。
※意見交換を重ねるうちにアクリル壁は恐らく費用が膨大、得策ではないと複数の意見を得ました。むしろ徹底的な人員配置で(地域雇用、地域住民の見守り)安全対策を強化した方がよいと考えています。
※実際に防火シャッターを下ろす作業をして、消防本部職員も含めて関係者が現場確認を行うよう求め、同席させてほしいと申入れていました。明日23日休館日、業者立会いのもと実証的に防火シャッターを下ろす作業が行われます。
⑤保育計画をどう考えているのか。大切なのは、子どもの育ちに寄り添った保育計画。ここがまったく示されていません。行事も含めた年間保育計画、園外保育の充実に必要な人的支援など、希望のある答弁をお聴きしたい。
ふれあいセンターは、もとより保育施設ではなく、震災対策として一時的に転園していただく選択肢としてお願いしている。通常保育における年間計画など相当、内容を見直し、置かれている現状に即したものに改めなければならないと考えている。
れを実効性のあるものとするため人的な配置は欠かすことができないと考えるが、現時点では保育所長等現場職員と緊密に協議を進めているところ。
※わたくしごとになりますが、わたしの家族は1990年代、過密都市香港で暮らし、母子でビルの一室のプレスクールで遊び、息子は園庭のない幼稚園に通っていました。
過密保育の問題を目の当たりにした反面、素晴らしい先生に恵まれ今でも感謝しています。園外保育(主に公園)が行われる際には、常に保護者が付き添いました。←すなわち保育園の園外保育には、さらなる人的配置、新たな雇用が必須!
⑥給食配送について、どこから、どのように、どれくらいの経費をかけて行う予定か。アレルギー対策などにどう対応するのか。説明を。
現在もいくつかの可能性を探っているところ。中学校給食と同様な手法とした場合、他園または給食業者において調理し、配送業者により保温食缶と食器を運び入れ、食事後は、食器をそのまま返却することを検討している。
全ての転園児童の喫食数まで対応ができるか等、さらに課題を洗い出す必要があり、アレルギー対応や予算編成を含め引き続き検討を進めていく。
すなわち未だ検討中の課題が多いということになります。未耐震の第4保育所からの転園の目的は、子どもたちを災害から守る安全対策であり、災害、事故、犯罪防止に最大限の対策がなされなければなりません。
貸室の転用、施設改修と人的配置への予算措置につき最大限の措置を求めていく必要があります。障害児保育、アレルギー対策にも対策が要る。
適切かつ十分以上の保育士配置なくしてこの計画を進めるべきではありません。ここに至ってなお保育士の配置基準を国レベルに下げることに固執している会派、議員もありますが、とんでもないことです。
そもそも2階は本来、福祉の領域、機能回復訓練室が貸室となったのは比較的最近のことでもあり、緊急事態宣言のもと、安全な保育環境にむけて総力をもって取り組むという姿勢がなければなりたたないとわたしは思います。
第4保育所の子どもと保護者の日常生活を激変させるこの緊急事態においては、子どもの権利と安全を最優先する姿勢で最善の策を選択していただきたい。
君子は豹変する(状況に応じて臨機応変、自らの否を認めて固執せずという肯定的な意味)。今の方針に過度に固執することなく、保護者説明会では傾聴の姿勢で望んでいただきたい、と求めました。