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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

衛生化学処理場のこと ~臨時議会開催~

2016年02月02日 | とだ*やすこの町政報告
2月、まもなく節分、そして旧正月です。香港では旧正月のことを春節といいます。とても美しい響きです。年中蒸し暑い香港でしたが旧正月の頃はそれなりに寒く、季節は陰暦で考える方が理に適っているのかもしれません。

さて、島本町議会臨時会議のお知らせです。

2月4日(木)午前10時~
役場庁舎3階 本会議室

第1号議案
平成27年度一般会計補正予算(第6号)

高槻市東上牧にある島本町衛生化学処理場(し尿処理施設。土地は島本町行政財産)について、境界確定、測量、鑑定ならびに土壌汚染調査を行うとして、11,406,000円を計上、年度内に完了できないものとして「繰越明許費」とするものです。

これは、衛生化学処理場の撤去および跡地利用の検討のために行うもので、特に土壌汚染調査は、撤去に至る前の段階で施設を稼働しながら調査するというものです。

実は、この件については、昨年11月10日、川口町長名で濱田高槻市長に、「高槻市と島本町におけるし尿処理の事務委託の再協議について(依頼)」文書を提出しています。その文書に、「当該土地を貴市に譲与させていただくことも視野に入れながら、跡地利用の方針について、協議させていただき」という内容が含まれているのです。

今回の補正予算はこれに関連するものといえます。もちろん、計画通りに町内、桜井の住民ホール跡地に建設するとしても、撤去、土壌汚染調査及び調査結果から必要となった対策は必須です。

ですが、今、なぜ、急ぎ臨時会議を開催して補正予算を計上し、施設を稼働したままの非効率な土壌汚染調査が必要なのか、理解しがたいところがあります。急がねばならない理由があるのか、極めて不透明です。

どのように事務委託をするのか、現在、高槻市・島本町広域行政勉強会の事務連携ワーキングにて、両市町の処理施設の状況・課題について精査し、シミュレーション作成に向けて検討しているところです。

過去、一度目の依頼の際には「合併議論も含めて」と明記して、高槻市・島本町広域行政勉強会の再開を依頼しました。し尿処理の事務委託のシミュレーションに至らぬままに、高槻市より、現時点では議論が不十分との理由で、し尿処理の事務委託は受け入れられないとの回答がありました。

今回の依頼文では、合併の文字は消え、土地の譲与を視野に入れることを明記しています。いずれも、町の存続にかかわることや町民の財産について踏み込んで記載しての依頼文で、ここが非常に問題とわたしは考えています。

今回、高槻市からの回答(11月19日)には、「自主的な市町村合併や基礎自治体間の広域連携の推進等」という文言もあり、依然としてこの問題が合併とリンクしていることを否定することはできません。

去る2月1日、高槻市議会「地方分権推進特別委員会」を傍聴しました。「島本町のし尿を高槻市で処理することに高槻市民の理解を得られる正当な理由があるか?そこが問題」という発言もありました。二転三転した島本町の方針ですが、再度の協議要望に至る経緯についても、逃げることなく説明して欲しいです。



画像
入れ子になった福助さんの小さな福助
青い鳥を手にした「幸福助」

大きな町に住む人も小さな町に住む人も
みな、ひとりひとり、ひとりの市民です




コメント
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