とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

酷暑の日、憲法白熱教室!

2015年08月03日 | 日本国憲法と立憲民主主義
熱風のなかを歩いているような日が続きます。8月1日、暑さのピークを迎えた午後1時30分、島本町ふれあいセンターで開催した学習会「憲法白熱教室!施行68年 若手弁護士と語りあう日本国憲法」に、町内外から40名もの方が参加してくださいました。ありがとうございました。

講師の諸富健弁護士と3月に京都96条の会が主催された憲法サロン(浜矩子さん講演会)でお目にかかり、5月に日時とタイトルを決めて講演を依頼したときには、このような酷暑も、6月4日の安保関連法案を憲法審議会が「違憲」と明言することもまったく想定していませんでした。

質疑応答も含めて約2時間はまさに憲法白熱教室!でした。そもそも憲法って?、簡単なクイズで知る日本国憲法、紙芝居で理解す立憲主義。諸富弁護士ナレーションの紙芝居はわかりやすく素晴らしいものでした。あすわかオリジナルはこちら 

「明日の自由を守る若手弁護士の会(あすわか)」がつくられたリーフレットを使って、自民党改憲草案のどこかどう問題なのかをお話してくださいました。「あすわか」は自民党改憲草案への危機感から生まれた新人・中堅弁護士の組織で、改憲派も護憲派も包括するものです。

自民党改憲草案では、国家と国民の関係が逆転します。国民が自由と権利を宣言し、政府が独裁的な政治を行わないようにするという近代民主主義の国としての形を崩し、国家が国民に対して「この範囲の自由なら認める」と「お上目線」で「国民に授けるもの」になっているからです。

国民の行動をおおきく制限するもので、なおかつ戦争放棄・平和主義をやめて国防軍を創設し、同盟国が起こした戦争に参戦できます。衆院を通り参院で審議されている安全保障法案は自民党改憲草案を先取りするものになっています。ここは見逃せません。

「戦争法案」がレッテル貼りといわれて批判されるのであれば「平和安全保障法案」の「平和・安全」もまたレッテル貼りであるとわたしは思います。「立憲主義」という視点からみると安倍政権は実に問題、近代化をめざした国際社会の列の最後に並びなおすようなものです。

なんでこんなことになってしまったのか。。。政治に距離をおいて斜めに構えてきたツケか。。。平和の党・公明党はどうなってしまったのか。。。政府与党としての包容力はなきに等しい。。。敗戦を終戦と呼んで誤魔化してきた結果か。。。

学習会には60年、70年安保を経験した方も少なからずおられ、その経験から行動しても変わらない、虚しいというような発言もありました。実感だと思います。でも、高校生・大学生・子育て世代が当事者として行動しはじめています。

今、わたしは民主主義というものはこういうことなのかと肌で感じはじめています。安全保障、護憲、改憲、さまざまなアプローチからさまざまな議論が可能ですが、まずは「知権」から!「立憲主義」は人類が生み出した近代の英知!

政治に距離をおいて高度成長期時代の経済的な繁栄を享受できた50代のわたしは、嘆かず、退かず、想像力を働かせて若者の未来に貢献していたい。それがわたしの民主主義、みなさんとともにある民主主義です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする