とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

維持補修管理の公共事業が必須

2012年12月03日 | 防災・減災=災害に強いまちづくり
トンネル事故。懸念されていたインフラ事故が深刻な現実となりました。哀しすぎる事故、亡くなられた方の無念を思います。

インフラ老朽化は全国的な課題で、今回の件は氷山の一角といっても過言ではありません。技術への過信という点では原発と同じです。山の地殻変動が影響している可能性があるという指摘もあります。社会全体が安全安心にお金と人をゆとりをもって配する活力と理念を失いつつあることにも、日々、危機感をもっています。

わが町でも、公共施設も含めて、あらゆるインフラの老朽化が問題になっています。公共事業として、維持管理補修に目を向けることで、内需の拡大、新しい技術が生まれるのではないか。しかし、適切な財政負担を誰が判断するのか、行政職員や議員にその力量がないと、住民利益を損なうお金の流れをつくってしまいます。

しかしながら、人が亡くなって、はじめて注目されるというのは政治の怠慢です。

わたしが町議会で議論しようとしているのは、ひとつに、予算編成に際して、壊れていないモノにお金が出せない現状を改め、維持管理補修に経年的、計画的に予算計上するべきである、ということ。「公共施設のアセットマネジメント」という考え方です。

長寿命化が注目されるのは、クラッシュもビルドも財政的に厳しい現実が背景にあります。しかしながら、壊れたら直す=ここではじめて予算が認められる、という繰り返しに行政執行部は慣れているので、このことさえ、なかなか理解してもらえない、変えて行けないのが現状です。

もうひとつは、グランドデザイン(全体構想)です。これが古いから補修、こっちも古いから改修では基礎自治体の財政はもちません。なにが必要で、なにを諦めるのか。後者の方が実は重要で、あらゆる基礎自治体がフルセットで公共施設(プール、体育館、グランド、図書館、音楽舞台ホールなど)を維持管理できる時代ではありません。

今回のトンネル事故とは少し離れますが本質は同じです。賢く縮小(スマートシュリンク)していかなければならない。それを解決する注目すべきものとして「広域連携」が鍵になるとわたしは考えています。

トンネル事故で亡くなられた方の無念、負傷されたみなさんの困難を癒す言葉ではありませんが、事故を教訓に、維持補修管理、長寿命化と改築に国の財源が適切に使われるようにしなければなりません。

明日からの国政選挙。高槻・島本大阪10区衆議院議員選挙では、実力実績の伴う辻元さんに託したいと思います。福島原子力発電所の事故の惨状をもっとも身近に感じた国会議員のひとりとして、原発問題に取り組んでいただきたい。脱原発はもはや理想でも理念でもなく対策です。


画像は、昨夜、高槻現代劇場で開催された公開討論会
高槻まちづくり株式会社主催
毎回、市民主体で、すべてカンパで開催されています

大阪10区は常に激戦
好感度の高い新人候補者の参加で
有権者にとっては選択肢が広がりました
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