「恋するフォーチュンクッキー」
曲にジャストミートな最高のでき。MVはこうあるべき・・・とか堅いこと言いたくないけど、繰り返し視聴に耐える、ヘビロテ耐性は重要なんじゃないかと思う。ホント、それこそ百回以上、流し見してるけど、まったく飽きないし、楽しい。"What's up Japaan. Can you heear me."すら愛おしい。
「愛の意味を考えてみた」
それなりにお金をかけて、丁寧に作られてると思うけど、それだけかな。批判的なポジはとりたくないんだけど、曲自体がちょっとアレなこともあってか、今回はUGがいちばん割を食ったように見える。
「今度こそエクスタシー」
キャバレーか何かのイメージなのか、曲調に良く合ってると思う。派手な絵柄と衣装ということもあってか、うまく映えるメンバーと、そうでもないメンバー、逆にマイナスな印象になってるメンバーとかがいて、そこが興味深かった。そういう意味では、MVとしても善戦してるという判断になるかな。
ひとりだけ名指しするとすれば、それはもう兒玉さん。はっとするほど美しいし、けばけばしさと同時に清楚さが際立つという、ある意味、理想的な演出具合になってると思う。編集とかを深読みすると、監督もそこを意識してるかのような。
「推定マーマレード」
低予算であることが分かる作りだけど、そこを開き直ってというか、ほぼリップシンクで通すという潔さ。メンバー全員がかわいく撮れてるという一点をもって、高く評価したい。まあ、普通にキャッチーな良曲なんで、こういうシンプルさで正解だと思う。
今回の総選挙曲のMVは、なんだろう、露骨なまでに制作費が差別化されてる印象。の割には、一番低予算のFGのMVが、少なくとも私には、一番好印象だった。お金がなくてなにもできないから、メンバーのかわいさ勝負ということなんだろうけど、素材の味を生かすのが、一流料理人じゃないかな。
「最後のドア」「涙のせいじゃなく」
出演者の、そしてなにより主役のキャラが立っている。卒業ソングということで、コンセプトもはっきりしてる。それだけで物語が自動生成される。監督はそれを妨げることなく、ねじ曲げることなく、あるがままをMVにまとめれば良い。そんな感じ。総選挙曲のMVと続けて見ると、画面の奥行きの違いに、驚かされることしきり。
「振り付け映像」
これは嬉しい驚きだった。なにより人選が秀逸で、それぞれのセットの選ばれ方が、分かる分かる。当然、みんな個性的なんだけど、一人選ぶとすれば、やはり小嶋真子さん。推されてるのが納得できる。
「ADS77」
いちおう見通すことができたんで、そこは評価したいと思う。けれども・・・書かない方が良いんだろうけど、どうにも後味が悪い。アイデンティティ問題に持ってくのかと思ったけど、そうじゃなかった。この展開だと、ADS77奈々の魂の救済がない。ラストのシーンがそうだと言いたいのかも知れないけど、そこには脈絡がない。
類似した物語として、それこそ「鉄腕アトム」や「ヘンダーランド」、「ブレードランナー」とかがすぐに思い浮かぶけど、どの物語でも、それぞれの思いがあり、それを知る人がいる、悲しむ人がいる、そういう救済があった。だから感動があったし、救われる気がした。カタルシスがあった。だからこそ傑作と呼ばれる。
犬童監督は、なんでこんな話にしてしまったんだろうと思ってぐぐったら・・・。
以下引用
犬童一心 @inudoisshin
https://twitter.com/inudoisshin/status/370808697003339776
「ADS77」 「恋するフォーチュンクッキー」 特典映像 。ロボットの話。
手塚治虫の「火の鳥 復活篇」のロビタのことを反芻しながら作りました。
で、ロボットの降霊の話となりました。
主役の岡田奈々さんすごいです。舞台でやりたい。#ADS77 #AKB48
2013年8月22日 - 1:03
以上引用
そうだったのか。なんかちょっとだけど納得した。記憶が確かなら、ロビタの魂も救済されない。そんなロビタへのオマージュということであれば、ではなんでアイドルの特典に、こんな重いテーマを持ってきたんだろう。疑問はむしろそっちへシフトかな。
手塚先生がロビタに仮託してたのは、間違いなく死すべき存在としての生命、そして正にこの魂の救済だったと思う。生命論としてのロビタは、明記されることはなかったけど、共同体論や、後の複雑系と親和的な象徴と言えると思うんで、あるいは犬童監督も、そういう視線でAKBムーブメントを見てるのかな・・・というのは虫が良すぎるか。
曲にジャストミートな最高のでき。MVはこうあるべき・・・とか堅いこと言いたくないけど、繰り返し視聴に耐える、ヘビロテ耐性は重要なんじゃないかと思う。ホント、それこそ百回以上、流し見してるけど、まったく飽きないし、楽しい。"What's up Japaan. Can you heear me."すら愛おしい。
「愛の意味を考えてみた」
それなりにお金をかけて、丁寧に作られてると思うけど、それだけかな。批判的なポジはとりたくないんだけど、曲自体がちょっとアレなこともあってか、今回はUGがいちばん割を食ったように見える。
「今度こそエクスタシー」
キャバレーか何かのイメージなのか、曲調に良く合ってると思う。派手な絵柄と衣装ということもあってか、うまく映えるメンバーと、そうでもないメンバー、逆にマイナスな印象になってるメンバーとかがいて、そこが興味深かった。そういう意味では、MVとしても善戦してるという判断になるかな。
ひとりだけ名指しするとすれば、それはもう兒玉さん。はっとするほど美しいし、けばけばしさと同時に清楚さが際立つという、ある意味、理想的な演出具合になってると思う。編集とかを深読みすると、監督もそこを意識してるかのような。
「推定マーマレード」
低予算であることが分かる作りだけど、そこを開き直ってというか、ほぼリップシンクで通すという潔さ。メンバー全員がかわいく撮れてるという一点をもって、高く評価したい。まあ、普通にキャッチーな良曲なんで、こういうシンプルさで正解だと思う。
今回の総選挙曲のMVは、なんだろう、露骨なまでに制作費が差別化されてる印象。の割には、一番低予算のFGのMVが、少なくとも私には、一番好印象だった。お金がなくてなにもできないから、メンバーのかわいさ勝負ということなんだろうけど、素材の味を生かすのが、一流料理人じゃないかな。
「最後のドア」「涙のせいじゃなく」
出演者の、そしてなにより主役のキャラが立っている。卒業ソングということで、コンセプトもはっきりしてる。それだけで物語が自動生成される。監督はそれを妨げることなく、ねじ曲げることなく、あるがままをMVにまとめれば良い。そんな感じ。総選挙曲のMVと続けて見ると、画面の奥行きの違いに、驚かされることしきり。
「振り付け映像」
これは嬉しい驚きだった。なにより人選が秀逸で、それぞれのセットの選ばれ方が、分かる分かる。当然、みんな個性的なんだけど、一人選ぶとすれば、やはり小嶋真子さん。推されてるのが納得できる。
「ADS77」
いちおう見通すことができたんで、そこは評価したいと思う。けれども・・・書かない方が良いんだろうけど、どうにも後味が悪い。アイデンティティ問題に持ってくのかと思ったけど、そうじゃなかった。この展開だと、ADS77奈々の魂の救済がない。ラストのシーンがそうだと言いたいのかも知れないけど、そこには脈絡がない。
類似した物語として、それこそ「鉄腕アトム」や「ヘンダーランド」、「ブレードランナー」とかがすぐに思い浮かぶけど、どの物語でも、それぞれの思いがあり、それを知る人がいる、悲しむ人がいる、そういう救済があった。だから感動があったし、救われる気がした。カタルシスがあった。だからこそ傑作と呼ばれる。
犬童監督は、なんでこんな話にしてしまったんだろうと思ってぐぐったら・・・。
以下引用
犬童一心 @inudoisshin
https://twitter.com/inudoisshin/status/370808697003339776
「ADS77」 「恋するフォーチュンクッキー」 特典映像 。ロボットの話。
手塚治虫の「火の鳥 復活篇」のロビタのことを反芻しながら作りました。
で、ロボットの降霊の話となりました。
主役の岡田奈々さんすごいです。舞台でやりたい。#ADS77 #AKB48
2013年8月22日 - 1:03
以上引用
そうだったのか。なんかちょっとだけど納得した。記憶が確かなら、ロビタの魂も救済されない。そんなロビタへのオマージュということであれば、ではなんでアイドルの特典に、こんな重いテーマを持ってきたんだろう。疑問はむしろそっちへシフトかな。
手塚先生がロビタに仮託してたのは、間違いなく死すべき存在としての生命、そして正にこの魂の救済だったと思う。生命論としてのロビタは、明記されることはなかったけど、共同体論や、後の複雑系と親和的な象徴と言えると思うんで、あるいは犬童監督も、そういう視線でAKBムーブメントを見てるのかな・・・というのは虫が良すぎるか。
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