何を今更にも程がある、周回遅れにも周回遅れする勢いなのはスルーして、ようやく「スター姫さがし太郎」を見終わった。いや面白かった。ほぼ1年間に渡った放送なのかな。NMB一期生のオーディションから、「絶滅黒髪少女」オリコンウィークリー1位獲得までの軌跡が、「密着」取材によりトレースされた内容で、長いは長いんだけど、あまりの面白さに時の経つのを忘れたというか。
まず驚いたのが、一期生だけでなく二期生のオーディションでもなんだけど、不合格になった子の顔が、ダンスが、歌唱が、何事もなかったかのようにこれでもかとばかり晒されてたこと。そこかよと思われるかも知れないけど、あれは全員の了解をとったということなのか。だとすればそれだけでも結構な手間暇がかかったんじゃないか。
その不合格者を含めたオーディションの様子を見てて、普通に気づけるのが、「審査基準」じゃないだろか。可愛い子だから、ダンスができるから、歌がうまいから、だから選ばれるんじゃないことが、一次ソースレベルで証明されてしまってるという。見た目のかわいさなら誰にも負けないレベルの子が合格者に残っていない、逆にダンスも歌もろくにできない子が合格してる。
では何で選んでるのか。その答えが時系列を追える「密着」取材のおかげで、可視化されてると言えるんじゃないか。オーディション合格直後だと、まだ不明瞭な感じがあったけど、時が経つにつれて、メンバーの顔や雰囲気が「際立つ」感じ、否定表現を使うなら「埋もれない」感じに成長して行くのが分かったように思う。
それを「個性」と表現すると月並みになるけど、「根性」「負けず嫌い」「正直」みたいな言葉とも連続する、人間存在全体を選考基準の中心に置いてるんじゃないか。もちろんかわいいは正義であり、劇場型アイドルである以上、ダンスと歌は必須なはずなんだけど、そこは後追いで補える。あるレベル以上の容姿であれば、育て上げれば輝けるし、ダンスも歌も、アイドルに求められるのは巧さではなくて表現力、訴求力なんであり、それはステージの上で身につけていくみたいな。
そしてそんなメンバーに注がれる、ブラマヨを始め芸人達の視線の、言動の暖かいこと。エロ目線では決してなく、きわめて好意的であり、芸能界に入って一年未満のひよっこなのに、はっきりと「敬意」を持って接せられてるのが、決して私の贔屓目とかではないと思うんだけど、感じられた。
もちろん、NMBのマネジメントは吉本の担当であり、それこそ妹のようなものということもあるだろうし、「稼いでる」ということもあって、吉本側からいろいろと「指導」が入ってるということもあるのかも知れないけど、それでもそんな単なるビジネス対応の範囲を超えた接し方と感じられた。
その理由だけど、芸人の世界こそが過酷すぎる競争社会であり、実力社会であると同時に理不尽きわまりない世界であるというのは、別に私の勝手な思い込みとかではなくて、なかば「常識」的な理解で合ってると思うんだけど、だからこそ、若くて可愛いという絶対的なアドバンテージを持ってる女の子達なのに、であるにも関わらず過酷な競争社会で戦う姿に、共感してしまうし、敬意を払わざるを得ない、そんなあたりじゃなかろうか。
まず驚いたのが、一期生だけでなく二期生のオーディションでもなんだけど、不合格になった子の顔が、ダンスが、歌唱が、何事もなかったかのようにこれでもかとばかり晒されてたこと。そこかよと思われるかも知れないけど、あれは全員の了解をとったということなのか。だとすればそれだけでも結構な手間暇がかかったんじゃないか。
その不合格者を含めたオーディションの様子を見てて、普通に気づけるのが、「審査基準」じゃないだろか。可愛い子だから、ダンスができるから、歌がうまいから、だから選ばれるんじゃないことが、一次ソースレベルで証明されてしまってるという。見た目のかわいさなら誰にも負けないレベルの子が合格者に残っていない、逆にダンスも歌もろくにできない子が合格してる。
では何で選んでるのか。その答えが時系列を追える「密着」取材のおかげで、可視化されてると言えるんじゃないか。オーディション合格直後だと、まだ不明瞭な感じがあったけど、時が経つにつれて、メンバーの顔や雰囲気が「際立つ」感じ、否定表現を使うなら「埋もれない」感じに成長して行くのが分かったように思う。
それを「個性」と表現すると月並みになるけど、「根性」「負けず嫌い」「正直」みたいな言葉とも連続する、人間存在全体を選考基準の中心に置いてるんじゃないか。もちろんかわいいは正義であり、劇場型アイドルである以上、ダンスと歌は必須なはずなんだけど、そこは後追いで補える。あるレベル以上の容姿であれば、育て上げれば輝けるし、ダンスも歌も、アイドルに求められるのは巧さではなくて表現力、訴求力なんであり、それはステージの上で身につけていくみたいな。
そしてそんなメンバーに注がれる、ブラマヨを始め芸人達の視線の、言動の暖かいこと。エロ目線では決してなく、きわめて好意的であり、芸能界に入って一年未満のひよっこなのに、はっきりと「敬意」を持って接せられてるのが、決して私の贔屓目とかではないと思うんだけど、感じられた。
もちろん、NMBのマネジメントは吉本の担当であり、それこそ妹のようなものということもあるだろうし、「稼いでる」ということもあって、吉本側からいろいろと「指導」が入ってるということもあるのかも知れないけど、それでもそんな単なるビジネス対応の範囲を超えた接し方と感じられた。
その理由だけど、芸人の世界こそが過酷すぎる競争社会であり、実力社会であると同時に理不尽きわまりない世界であるというのは、別に私の勝手な思い込みとかではなくて、なかば「常識」的な理解で合ってると思うんだけど、だからこそ、若くて可愛いという絶対的なアドバンテージを持ってる女の子達なのに、であるにも関わらず過酷な競争社会で戦う姿に、共感してしまうし、敬意を払わざるを得ない、そんなあたりじゃなかろうか。
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