下駄を履いた高杯があるというので、
見に行かねばと思いつつ、
いよいよ最終になってしまった。
神奈川県立歴史博物館
「弥生時代のかながわ」
縄文文化が色濃く残る弥生前期の関東平野、
その西端、酒匂川や金目川の流域に
畿内から稲作文化がドッと入ってくる。
しかし、その後平野部からムラが消え、
なぜか三浦半島の海岸線から遺跡が出る。
続縄文文化でよく見られる「回転離頭銛」が
たくさん見つかっているので、
北方から大型の魚を取る集団が入ってきたのだろうか。
その後、中期以降はふたたび東海地方から、
多くの土器が流入し
関東平野も畿内と同期する、
と言ってしまっていいのかな。
下駄を履いた高杯は、
土器が2点と、それに先行する木器のが1点。
4脚の青銅器を模倣したのかな、
と思ったりした。割高台みたい。
ついで、
館蔵赤羽刀から「甦る名刀」
をみる。
「赤羽刀」はなんぞや?と。
くわしくはホームページを。
長年、研磨されずに保管されていたので、
錆が深く入って修復できないものもあるという。
もったいないね。
上階の常設展示もじっくりみて、
たっぷり2時間半も過ごしてしまった。
県立歴博での展示は終わってて、
2月18日から26日まで小田原郷土文化館、
2月29日から3月11日まで厚木市郷土資料館へ巡回。