鎌倉に住んでる

うまいものを食べて飲んで、のんびり暮らしたい。

横浜市電保存館

2011-05-29 23:30:00 | 日記

5月のくせに雨が多いなあと思ってたら、

そのまま梅雨入り。これは台風の雨やろう。

磯子の「横浜市電保存館」へ子どもを連れ出す。

3年ほどまえに来たときはガラガラで、

駐車場もなく、根岸駅から歩いた。

それが急ごしらえの20台ほどの駐車スペースが満車で、

つねに45台待ち。鉄道ブームがこんなところにも。

110529_1.jpg

関東大震災で壊滅的被害を受けたあとに導入されたものから順に

6種類の車両と、貨車が1両、きれいに手入れされている



市営バスの車庫に隣接する細長い建て物、

てまえから新旧7両のチンチン電車が並べられていて、

順番に中をめぐって見られる。

その奥にO、HONゲージの鉄道模型のレイアウト。

ちょうど15分ほどのデモストレーションがあった。

ふつうのお母さんふうが、ほら300系よ、とか言ってる。

かなり手ごわいブームがきているようだ。

世界のLRT、岡山や熊本のチンチン電車の低床車両など、

最新の路面電車の写真のほか、

横浜市電の古いパネル展示があり、

けっこう楽しめた。

先々週の久良岐公園の「1156」は、

戦前の車両ということがわかった。

横浜市電保存館



まだあかるいので先週に続いて横浜みなとみらい。

子連れなのでフードコートがあるワールドポーターズ。

そういえばHMVから

「名盤・定番¥1,000」開催中

のメールがきてたなと、じつは確信犯。

110529_2.jpg

ふだんはオンラインショップで買うので、

カタカタと一枚一枚、指先で順に確かめる作業は新鮮だったが、

背の細かい文字が見えにくい!ついに老眼かっ!



MILES DAVIS3枚組、収録アルバム6枚ぶん。

YMOTOTO2枚組なので、4,000円でアルバム11枚ぶん。

いまの学生がうらやましい。

CD13,200円がふつうだった。





スマートフォン買う

2011-05-27 23:30:00 | 日記

スマートフォンを手に入れた。

昼休み、うどんを食べた足で

近くのドコモショップへ入ったら、

今朝入荷したのが残ってますといわれて、

値段も確かめずに買い替える。

110527.jpg

SonyEricssonXPERIA arc

24か月間毎月700円ペイバックで16,800円値引き!って、

それは値引きとは言わん



国産のAndroidはこなれてないので

買わないほうがいい、とか。

Ericssonはスウェーデンやから大丈夫やね?

これ以上テレビは見たくないし、

おサイフでなくていい、

なるべくシンプルなやつ。

とはいえ、じゅうぶん機能てんこ盛りなので、

その1割も使えないだろう。

とりあえず、大衆酒場研究会とか、

会社の帰りにマシな写真が撮れそう。



長谷川潔展

2011-05-22 23:30:00 | 日記

雨がよく降る。

少しまえまで、放射能雨だと

濡れないように気をつけていたが、

もういい、慣れた。免疫もできたころだろう。

110522_3.jpg

雨の横浜みなとみらい。こちらの埋め立て地では液状化の話しは聞かない



今日は横浜美術館「長谷川潔展」

ロシア国立プーシキン美術館展が中止になって、

急遽企画された展覧会。

日本海に核廃棄物を投棄していた、

ソビエト社会主義共和国連邦とはべつの国かい?

政治の話しはしないんだった。

110522_1.jpg

長谷川潔は1891年横浜生まれ。1980年にパリで亡くなったあと、

遺品がこのゆかりの地の美術館に引き取られたそうだ

メゾチントという写真誕生以前の、

肖像画などに用いられた細密な銅版画を復活させて、

フランス政府から勲章を贈られ、

戦時中も帰国せずに、ずっとフランスにいた。

2006年に大規模な回顧展があった。

今回は急遽とはいえ生誕120年ということになる。



裕福な家に育ち、

早くに両親を亡くしたにもかかわらず、

弟とふたりで暮らす自宅は芸術家サロン。

黒田清輝、藤島武二などから絵画を学び、

バーナード・リーチからエッチングを学ぶ。

1923年に2度めの渡仏、以来一度も帰国しなかった。

展示は、学生のころの油彩からはじまり、

エッチング、木口版画、エングレービング、ドライポイント、

そして、アクアチント、メゾチント。

版画の道を極めていくようすがよくわかる。

刷り上がりを予想しながら、

一本一本、刻んでいくのを想像してみる。

紙幣の印刷のように細かい線。

気が遠くなるような仕事。

それでいて、モチーフの存在感が

とてもいい具合で、

いや、何度みてもいいです。



常設で川上澄生の特集展示もやってます。

110522_2.jpg

横浜美術館、1989年竣工。設計は丹下健三



「生誕120年記念 長谷川潔展」

横浜美術館

626()





旧東伏見宮別邸

2011-05-15 23:30:00 | 日記

今日は横浜・磯子。

高台にそびえる旧東伏見宮別邸の特別公開へ。

わずか16年で閉鎖した村野藤吾設計の

横浜プリンスホテルが撤去されると、

背後から姿をあらわした奇怪な建物。


西武系ホテルが「プリンス」を名乗るのは、

高輪とか赤坂とか軽井沢とか、そしてここ磯子とか、

旧宮家の本邸・別邸をつぎつぎ買収して、

敷地にホテルを建てたから。

くわしくは

『西武王国 鎌倉』(山本節子著、三一書房、1997

などを読んでください。

それで、「西武王国」が傾いて、

まっさきに売り出されたのがココ。



前置きが長くなった。

跡地に建てられるマンションの概要がかたまったので、

あわせて「別邸」も改修工事に入るとのこと。

そのまえに一日だけ特別公開。

ところが快晴の日曜日、

午後からでかけたら内部見学には長蛇の列。

2時間待ちといわれて、外観だけ撮って退散。

保存されるのだから、よいではないか。

110515_1.jpg

1937年竣工、東伏見宮邦英伯爵の磯子別邸

遠くから眺めてるほうがよかった。

和洋中にイスラム風で、しかもバリバリコンクリート。

なんか東山にもあるなあ、こんな建物、

と思ったら、東山ではなくて

吉田山の「吉田山荘」

こっちも東伏見宮別邸。趣味なんか。

110515_2.jpg

そばにある校倉風の蔵。同じコンクリ造りでも、こっちは趣きがある



せっかく出てきたので、

すぐ近くの久良岐公園で子どもを疲れさせる。

全貌がわからないほど広い公園でした。

110515_3.jpg

横浜市電がポツンと雨ざらし。

ちょっと痛々しい。側面に1156」とみえる



こんどは「市電保存館」へ子どもを連れてこよう



さびしんぼう

2011-05-09 23:30:00 | 日記

仕事のあいま、3時間ほど待ち時間。

ササッと有楽町へ映画を観に行く。

大林宣彦監督「さびしんぼう」。

高校生のとき、クラスメートのフジイケくんに、

VHSを借りて以来。

その後、尾道へ行ったり、ショパンに凝ったり。

富田靖子がCMに出てた、

KENWOODのミニコンポを親にねだったり。

ずいぶん影響を受けたのに、

どういうわけかテレビ放映もなく、

また観たいと思いつつ、忘れていた。



で、どうだったか。

大林さん、無駄が多すぎ。

後半、富田靖子が出てくるまで、

笑えないベタベタな芝居が延えん。

尾美としのりにも感情移入できないし。

きっと監督は、自身の思い出を重ねすぎたんだと思う。

照れずに、もっと純愛映画にまとめてくれれば良かったのに。

ただ、とてつもなく富田靖子がかわいかった。

向島や尾道もきれい。

どっぷりはまった当時の自分を理解できた。

若きを、悔い多いものとするか、懐かしい日々とするか、

その後の生き方しだいだったな、とかエラそうに思った。

隣席のおじさんは号泣してたし。



ヒューマントラストシネマ有楽町

「大林宣彦のいつか見た映画館と」

13()まで日替わり上映。

ご本人登場のトークイベントがある日もあり。


なんでテレビ放映しないかわかった。

放送禁止用語多すぎ。




写楽

2011-05-06 23:30:00 | 日記

東京国立博物館平成館、

特別展「写楽」。

こちらも当初予定より1か月遅れて開催。

メトロポリタンやアムステルダム、

ベルギー王立やホノルルと、

世界中から選りすぐりの「写楽」、

およそ140170枚が集合。

謎の絵師・写楽が、

わずか10か月の間に残した作品を

ほぼ網羅しているんだそうだ。

110506.jpg

歌舞伎の演目ごとにまとめる、粋な展示。

各所にその演目内容の映像解説があって、おもしろい


東博本館の常設とおなじく敷居がないので、

額に顔をくっつけるようにしてみられる。

雲母がきれいに残ってるものが多い。

まえに写楽展があったのは、

1995年、いまはなき東武美術館、

ということを思い出した。

特別展「写楽」

東京国立博物館平成館

612()




鎌倉国宝館「鎌倉の至宝」展

2011-05-04 23:30:00 | 日記

巣ごもり連休。

人出がもどってきた鎌倉市内を、

鎌倉国宝館までさんぽ。

110504_1.jpg

毎年の企画展、前の年より少し新しくなりました、という展示がニクい

「白衣観音図」、修理後初公開の建長寺ものと、円覚寺の伝牧谿のもの。

いずれも「元」伝来。伝祥啓の「観音図」もあった。妙に色っぽい。

ほかに伝明兆と、同じく伝張思恭の「五百羅漢図」。

それにしても、鎌倉の坊主たちは熱心に請来したものだ。

南宋や元の書跡など、無数にあるのだろう。

中国には残ってないんやろね。

一度、建長寺の虫干しを見に行ったことがあるが、

それらが無造作に並べられてた。

読めたらさぞおもしろかろう。

横須賀の清雲寺の「観音菩薩坐像」と

横浜・慶珊寺の「十一面観音菩薩坐像」が特別公開されてた。

おでこがせまく、頭頂部が低い、ちょっと見ない様式。


110504_2.jpg

1本だと700円、2本で1000円にしとく、といっぽう的にまけられた

NHKの「こんなステキなにっぽんが」という番組で、

タケノコをうまそうに食べてたのを忘れられなくて、

帰りに「鎌倉市農協連即売所」で掘りたてをさがす。

ちょっと大きいなあ、というのを2本、

米のとぎ汁と赤唐辛子で下茹でして、

おあげさんと出汁で炊いて食べた。

予想に反して、やわらかく適度な歯ごたえ、えらくおいしかった。

明日も明後日も、しばらくタケノコ。



鎌倉国宝館

特別展「鎌倉の至宝-国宝・重要文化財-」

529()




いかなごのくぎ煮

2011-05-01 23:30:00 | 日記

今年何度めかの「いかなごのくぎ煮」を受け取る。

母は魚の目が気持ち悪いと嫌がるので、

実家の近所のおばちゃんたちの、おすそわけのおすそわけ。

朝ごはんは、これだけでお茶碗一杯を食べる。ちびちび、酒ともあう。

110501.jpg

飴色が食欲をそそる。適度な醤油と甘み、そしてショウガの辛み。

冷凍保存がきくので、少しずつわけていただく



「いかなご」は瀬戸内、淡路島周辺で採れる。

茨城県沖の「こうなご」と同じ種類だそうだ。

「きびなご」は、もうちょっとニョロっとしてるから、

たぶんちがう種類なんだろう。