季節のよいうちに伊豆旅行を企てる。
修善寺から西伊豆に出て南下、
石廊崎をめざす。
堂ヶ島を過ぎて松崎。
幕末から明治にかけて
「伊豆の長八」とよばれた鏝絵の名手の出身地。
鏝絵の「作品」は、
江戸には震災戦災などでほとんど残ってないが、
地元にはけっこうあるようだ。
こういったなまこ壁の蔵が残ってて、
その壁面の漆喰を立体的に盛り上げたものが鏝絵。
狩野派に学んで、着色したもの、
板に塗り込んだものや、仏像などの立体物もある。
松崎の町中でみつけた鏝絵。
長八のものかわからんが、
こういうのがええなと思って来た。
伊豆の長八美術館に展示されてたのは
板画がほとんどだった。
なまこ壁はええな。
石廊崎へはちょうど20年前に来た。
のんびりしたところという印象だったのだが、
近年「伊豆半島ジオパーク」というのに指定されたそうで、
だいぶ変わってた。
「日本ジオパーク」というのは、
国立公園みたいなものなんやろうか。
あちこち「伊豆半島ジオパーク」という標識がありすぎる。
伊東に宿泊して、夜はお刺身定食。
翌朝は来年のオリンピックの自転車競技の会場になる
というところへ行き、
小学４年にもなって自転車に乗れない
息子をびしばし鍛え、
なんとかカタチにしてから天城越え。
それから河津七滝【かわづななだる】を観に行ったんだが。
まずは腹ごしらえと、
伊勢エビの入ったお味噌汁付き
豪華なわさび丼セットを
苦しみながら食べてるうちに本降りになり、
退散してきた。
もうすぐ梅雨やね。