鎌倉に住んでる

うまいものを食べて飲んで、のんびり暮らしたい。

藤牧義夫展

2012-01-29 23:30:00 | 日記

神奈川県立近代美術館鎌倉館

「藤牧義夫」展

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藤牧義夫は1911年生まれだから、

生誕100年。

独学で木版画を学んで新版画集団で活躍するが、

1935年に行方をくらまし、以後消息不明だそうだ。

関東大震災のあとの、

復興する東京の風景を活写、

というには木版画の線はユルいが、

こう、なんか都会的ではある。

のちの谷中安規なんかと似ている。

隅田川両岸を描いた長大な白描絵巻を

残して失踪する。

ズズッと長大な絵巻が見られる。

神奈川県立近代美術館鎌倉館

生誕100年 藤牧義夫展

モダン都市の光と影

325()まで




新横浜ラーメン博物館へ行ってみた

2012-01-28 23:30:00 | 日記

今日は新横浜駅のそばにある

新横浜ラーメン博物館へ行ってみた。

10年くらいまえに一度来たことがある。

ビルの地下2階ぶんに、

昭和33年の街並が再現、という設定。

小さなタイル貼りの銭湯や連れ込み宿、

薄汚い裏通り、映画のポスター、

地下鉄の入り口など、

ディテイルまでこだわりがある。

「三丁目の夕日」ブームの先駆けではないだろうか。

看板建築のお店が10軒くらい、

それが全国から呼び寄せた各地のラーメン店。

ほかに純喫茶、駄菓子屋、露店、占い師などが点在。

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駄菓子屋で子どもとお菓子選び、

ぜんぶで500まんえん。

競技用けん玉に、スバル360のプラモ、

射的に型抜き、エポック野球盤、

それにスロットカーレーシング。

広場では大道芸人。

ラーメンは熊本の「こむらさき」。

けっこう楽しめた。

新横浜ラーメン博物館





清明上河図

2012-01-20 23:30:00 | 日記
東京国立博物館の

「北京故宮博物院200選」

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冷たい雨の金曜日、

今日くらいは空いてるだろうと

上野まで出かけてみたのだが、

すごい人出。

それでも、ほとんど待たずに入館できたのだから、

ふだんよりは空いていたそうな。

故宮博物院は

北京と台北にあるわけだが、

今回は本土の北京のほうの宝物。

そのうち、いちばんの絵画といわれる

「清明上河図」が公開されるとあって、

すごいことになってる。

平成館はだいたい見られないくらい

混雑させることを主目的に

展示を企画するらしい。

入館に1時間、

「清明上河図」まで3時間というのが、

今回の平均的混雑度。

今日も入館こそできたものの、

館内で「清明上河図」は3時間待ちだった。

その行列をみて驚くのは、

ほとんど年配の人びとである点。

まあ平日の昼間だから。

それでどうしたかというと、

そのうち北京で見る機会があるわと、

ササッと30分で出てきた。

北京でも滅多に出ないそうです。

書はよかったな。

「清明上河図」の展示は24日まで。

「北京故宮博物院200選」は、

219()まで。






上田宗箇と黄檗の魅力

2012-01-15 23:30:00 | 日記
明日までというので、

あわてて見た展覧会をふたつ。

ひとつめ、

松屋銀座「上田宗箇 武将茶人の世界展」。

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「へうげもの」で織部にしぶしぶ従ってる感じの人。

利休の「わび」と織部の「へうげ」を融合!

それで「ウツクシキ」って。

書簡が多くて、

しかもコピーっぽいので、

ちょっと残念だなあ、

でも茶の展覧会は込んでる。

織部の書簡は、仲良さそうでよい。

あと、最後のほうに、

宗箇作の赤楽茶碗、銘「さても」。

これがすごくいい!

スパッとした切り口に、

赤銅色、あるいは茶褐色の艶がなんとも。

これは「ウツクシキ」だと思った。

会場を出ると、

宗箇が身を寄せた広島にちなんでか、

広島県物産展をやってた。

どうしても抗しがたく、

牡蠣弁当を買うて、

銀座の裏通りでこっそり食べた。

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ついで奥野ビル(1932年竣工)を見学。

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隣地がすっきりした

明治屋(1933年竣工、曾禰中条建築事務所設計を見上げて

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日本橋まで歩く。

高島屋「隠元禅師と黄檗文化の魅力」。

萬福寺開創350周年記念として、

九州国立博物館で開催された展覧会を、

たぶん、ちょっと簡略化したバージョン、

だと思う。

でも、お寺のなかの主要なモノが、

ごっそり持ち出されているのでは?

という展示だった。

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さすがにご本尊はいらっしゃらなかったが、

交流のあった若冲も3点出てた。

じつは、門前で普茶料理をいただいたことはあるが、

萬福寺には詣ったことがない。

木魚の原型であるという、

大きな魚もはじめて本物をみた。

江戸時代に入ってから将来された新しい「禅」。

中国的な建築や文化が色濃く残ってる。

こんど帰ったら行こう。


いずれも終わってます。

以上、報告まで。




鎌倉国宝館 氏家浮世絵コレクション

2012-01-14 23:30:00 | 日記

恒例の鎌倉国宝館まいり。

今年も「氏家浮世絵コレクション」。

1年まえにも紹介したが、

浮世絵でも肉筆画ばかりのコレクション。

北斎を中心に、月岡雪鼎、広重、長春。

少数ですが、見応えあります。

館内には、なぜか五島の「愛染明王」が。

いつまでいらっしゃるかわかりません。

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鎌倉国宝館

肉筆浮世絵の美

氏家浮世絵コレクション




九段下ビル

2012-01-05 23:30:00 | 日記
あけましておめでとうございます。

カレンダー通りの出社。

新年早々、九段下ビルが解体と聞き、記念撮影。

垂れ幕は年末に撮ったもの。

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タモリ倶楽部で取り上げられたのは、

2年くらいまえだったか。

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まあ一等地で、よくもったと褒めるべきだろう。

関東大震災復興建築のひとつ。

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九段下ビル、1927年竣工。

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これは20116月撮影。

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こっちも地震で一部が崩壊し死者を出したことで

閉館してしまった、すぐ近くの九段会館。

こちらも先行きが怪しい。

1934年竣工、もとの「軍人会館」。

一度泊まったことがある。