奈良に日帰り出張。
仕事はそこそこに、
奈良県立橿原考古学研究所、
考古の世界では、「橿考研(かしこうけん)」と呼ぶ。
その初代所長をつとめた末永雅雄(1897-1991)の展示、
附属博物館「末永雅雄-末永考古学の奇跡-」
最寄り駅「畝傍御陵前駅」の駅舎、
となりの「橿原神宮前駅」と似てる。
天地根源造りに近い。いっそ、そこまでやってくれ。
お雇い外国人から数えて第2世代の学者になるだろうか。
まだ手さぐりの日本考古学を支えた。
本職以外にも武具や馬具の再現を
コツコツとやっていたそうだ。
あまり書けないのは、もう覚えてないから。
展示も3月25日で終わってます。巡回しないだろうし。
先日のウメサダもそうだが、
大先生たちが亡くなって久しい。
そして、つぎの世代はいない。
JR奈良駅でみつけた、コイツ。
登場したときは物議をカモしたが、
もう慣れてしまった。
けっして「良い」とは思えないが。
帰るまえに祗園をうろうろ。
観光客気分であるいてみる。
梅が満開。
今年はなぜか梅が気になる。
香りもするんやね、梅って。
錦小路を行ってもどって、
ちょっと御幸町を上る。
御幸町教会、
1913年ヴォーリス事務所設計。
中を見たいのに、いつも閉まってる。
丸太町まで上って、寺町をさがって、
三条大橋西詰め「内藤商店」。
棕櫚のほうきを買う。
おばあちゃんが、ていねいに最後の仕上げ。
15分くらいかなあ、ずっとしゃべってた。
年配の女性のきれいな京都弁は、音楽みたい。
1年ぶり、ようやく身体になじんだので、
京都駅へむかう。
錦で仕入れた鯖ずし、天然諸子の白焼き、小鮎の唐揚げ、
それにお弁当と、伏見・松本酒造の「桃の滴」ワンカップ2本。
米原通過までしかおぼえてない。
新幹線のなかまではよかったが、
酔いが醒めて新横浜から鎌倉まで、
ほうきをかついで帰るのは、ちょっと。
そっと置くと自立します。
ほうきの機能としてどうか?
ていねいにつかうと30年もつんだそうだ。
ススダケの柄も味がある。