鎌倉に住んでる

うまいものを食べて飲んで、のんびり暮らしたい。

旧和辻邸

2016-11-23 23:30:00 | 日記

谷中のご隠居が来鎌。

古建築や庭園の師匠。

仏教史や美術にもうるさい。

 

「酔拳」の〝蘇化子〟みたいな形やけど、

じつはフランス帰りのインテリ。 

今日は川喜多映画記念館での、

鎌倉市内4つのミュージアムの学芸員による

建築談義を聞きにきたのでお供。

講演会のあと、庭にある旧和辻邸を見学。

秦野の古民家を和辻哲郎が

練馬の自宅に移築して住んでいたものを、 

川喜多長政・かしこ夫妻が邸内に再移築。

 

さかんに、いいねえ、を連発して、

駅前でビールを呑んで帰って行った。

鎌倉市川喜多映画記念館


忍性菩薩展

2016-11-20 23:30:00 | 日記

金沢文庫に「忍性菩薩展」を観に行く。

鎌倉の極楽寺は忍性さんが開山で、

裏手に大きな五輪塔のお墓がある。

律宗をひろめるため

奈良の西大寺から鎌倉へ、 

さらには当時の東海道の終点、

常陸の三村山に一大拠点を

築いたはずなんだそうだ。

 

極楽寺とここ称名寺の 

清凉寺式釈迦如来像を拝めた。

朝夷奈峠越えで徒歩1時間。

神奈川県立金沢文庫


神田川から隅田川まで橋めぐり

2016-11-11 23:30:00 | 日記

関東大震災後の帝都復興事業で

架けられた橋梁をみて歩く。

井の頭公園の池からはじまる神田川、

全長およそ25kmには140の橋があるそうだ。

隅田川に注ぐ手まえにかかる

柳橋[1929年竣工]が最後。

上部構造がきれいにライトアップされてる。

欄干には簪の浮き彫りが貼り付けてあった。

異界への入り口のよう。

隅田川(大川)へ合流すると、橋も大きくなる。

これは両国橋[1932年竣工]。

武蔵国と下総国の境に架かるので両国。

左岸の川べりにある遊歩道を進むと

遠くに清洲橋[1928年竣工、重文]。 

左手から合流する小名木川に架かる

萬年橋[1930年竣工]。

全体に間接照明が施されてある。

このぶつぶつリベットがええな。

大型機械のような清洲橋を右岸へ渡る。

もはや風格をまとってる。

神田川の分流・日本橋川の最下流に架かる

豊海橋【とよみばし】[1927年竣工]。

まだ8時まえ、はずれとはいえ中央区やのに、

なんかこう〝結界〟のような静けさ。

すぐ下流の永代橋[1926年竣工、重文]。

日本橋川のさらに分流である亀島川の、

やはり最下流に架かる

南高橋【みなみたかばし】[1932年竣工]。

毎日こんな橋を渡って通うなら、

会社に行ってやってもええぞ。

佃橋を渡ってふたたび左岸の佃島へ。

何軒もある佃煮のお店はぜんぶ閉まってた。

まんなかが跳ね橋になってる

勝鬨橋[1940年竣工、重文]。

1970年まで稼働してたそうだ。

こっちがわが月島で、右手奥が築地市場。

この重量感がしびれる。

歩いている人がモボモガにみえる。

今日はここまで。

小雨のなか3時間、12kmほど歩いた。


横須賀ドライドック

2016-11-03 23:30:00 | 日記

今日は海、

横須賀へでかける。

新聞でみつけた横須賀市主催の、

米軍横須賀基地内にある横須賀ドックの見学会。

当選ハガキが送られてきたので、家族郎党で参加。

「世界情勢」もかわりなく、お天気も良好。

横須賀駅まえのヴェルニー公園からみる、

横須賀ドックのあたり。

背後の山から続いていた尾根を、

崩して掘り下げたそうだ。

セキュリティチェックを受け、

青色系の迷彩服がうろうろする “米国内” に入ると、

すぐに1号ドック。1871年竣工とある。

満水なので、ただの運河。

1884年竣工の2号ドック。

かなり大きい。

まんなかに間仕切りを入れる溝があって、

2隻同時に入れるようになってる。

高さがフィート表示されてる。

じっさいはフランス人が設計したからメートル法。

尺貫法はヤード・ポンド法に近いのに、

幕末の日本人がメートル法を学んで、

施工したそうだ。

1874 年竣工の3号ドック。

ここにロープをかけて、人力で曳航。

小1時間の見学会終わり。

海軍なので「NCIS」がいるらしい。

へんな動きしたら、すぐ射殺される。

お昼は横須賀名物、

カレーとハンバーガー。

行列に並んで食べたけど、

しょせんはアメリカモノなので。

ええ、カレーもなんか。

北斎の波が逆版なのが気持ち悪い。

記念館三笠に、えらいたくさんの人が入ってた。