休暇を取って葉山の近代美術館へ向かう。
なんと地震の翌日以来。
今日も空いてた。
「視覚の実験室 モホイ=ナジ/イン・モーション」
なんのことかわからない?
わたしもわからない。
ハンガリー人芸術家、モホイさんの視覚実験室の展示。
ハンガリー人はアジア系フン族の末裔といわれている。
その証拠のひとつとして氏名の順。モホイが氏、ナジが名まえだそうだ
1920年代、ドイツの美術や建築の教育機関「バウハウス」。
その教授陣のひとり、モホイ=ナジ・ラースロー(1895-1946)。
パウル・クレー、グロピウス、カンディンスキーとか、
そういう人と同じなんか、とはじめてみるモホイさんの作品。
美術館の壁にかけられた小さな液晶画面に短編の映像。
大きな展示室をまるまる使っての動くゲイジュツ。
これはたぶん、まわりに映る影を鑑賞するものなんだろう。
絵画、写真、映像、彫刻、グラフィックデザインなどなど、
楽しめました。
「蝶々夫人」の舞台デザインとか。
本格的な夏のまえにさわやかな晴天!
紙に色を載せる、木を彫る、
といった表現方法の制限から解放されて
近代の芸術運動が実験をかさねていく。
その過程をこの近代美術館という機関は
わたしのようなモノに教えてくれているのだな、
ということがわかった。
で、正しいでしょうかね。
映像展示室で「大都会のジプシー」というのをみた。
これはおもしろい。
以前みた「ぼくのスウィング」という、
やさしい映画を思い出した。
もう一本、「ロブスターの一生」を見たかった。
時間切れ!もう一回行きたい。