鎌倉に住んでる

うまいものを食べて飲んで、のんびり暮らしたい。

旧東海道を歩く、富士から清水へ

2021-04-30 23:00:00 | 日記

2018年5月で中断していた旧東海道を歩く旅。

富士駅前からまっすぐ北へのびる商店街の、

途中を横切る旧東海道までやってきた。

知らない街を歩くのはほんとうに久しぶりなので、

どんな顔をして歩けばいいのだろうかと思う。

まっすぐにつけかえられた県道や国道から、

ちょくちょくこんなふうに旧道ははずれる。

こういう灯籠や石塔は、

近くから移されたものなのか。

富士川が前日までの豪雨で増水していて、

橋を渡るあいだ足がガタガタした。

富士市にはこういう親切がずっとあった。

こんかいは東海道を歩いている、

という感じの人が相当いたが、

なるべく接触しないようにしてた。

蒲原宿に入る。

広重の「夜の雪」の舞台

蒲原宿から由比宿にかけては、

「しらす」と「桜えび」が名物なのは知ってるが、

「イルカスマシ」とはなんぞや。

あとで調べたら、イルカの背びれの塩漬けのことで、

ビールのおつまみ、子どものおやつだそうだ。

買えばよかった。

由比宿本陣跡には広重美術館があって、

公園になっていた。

通りの向かいの紺屋で手ぬぐいを買う。

由井正雪の生家だそうだ。

ちょうど昼時だったので桜えびフルコース。

由比を出ていよいよ薩埵峠の上りにさしかかる。

左手は幕末の地震で隆起した海岸線を行く下道で、

右手の坂が参勤交代に使われた上道。

みかん畑を抜けて薩埵峠の最高地点。

よくテレビで映る景色だが、

大きな無人カメラが設置されてた。

薩埵峠の下りでまた膝が痛くなり、

なんとか清水の江尻宿にたどり着いたところで終了。

6時間、28kmくらい。

静岡鉄道で静岡まで行って、

おでんを食べて帰りました。