池袋から西武の新しい特急で秩父へ。
西武にはほぼ乗ったことがないので、
景色がずっとめずらしい。
よく知らない北関東の旅。
秩父はクルマで通過したことあるだけ。
話しどおり、削られすぎた武甲山のふもと。
秩父といえば銘仙。
まずは秩父駅から10分ほどの「ちちぶ銘仙館」をたずねる。
古い学校みたいな建てものは、元工業試験場。
桑の葉に群がるお蚕さまから、
糸繰り、染め、織りまで、
ふだんからじっさいに作業しているみたい。
今日はお休みなのか。
先染めの微妙なゆらぎが銘仙の味。
化学染料のどぎつい色も、
明治時代には華やかだったろう。
そして武蔵名物のうどん。
ずりだし、とか、ずりあげ、とかいう。
秩父神社へと続く表参道には、
古い建てものが残ってる。
夜祭りの秩父神社、
拝殿本殿東側の彫刻の色塗りが終わってた。
秩父鉄道に乗る。
武甲山の石灰石を熊谷にあるセメント工場へ
輸送するために敷かれた鉄道なので、
こういうホッパー車がいっぱい。
牽引する電気機関車もあちこちに。
三峯神社への玄関口まで行って折り返す。
途中、奈良時代に銅が出た
和銅遺跡が近くにある和銅黒谷駅に、
こんな和同開珎が。
高崎から上信電鉄で終点の下仁田へ。
下仁田ネギとか、蒟蒻芋の産地。
駅のそばの崖っぷちからの景色。
クリッペ、という地形だということで、
ジオパークに指定されてる。
下仁田では薄っぺらいカツ丼と、
こんにゃくのおさしみを食べました。